キミが幸せなら(アルルナ)
「衛!」
ガバッと顔を上げて思っていたことを質問する。
「お前ならどうする?
その…もしも…もしも、だ。うさぎが他に好きな男ができたらさ…。」
最後の方はやりきれなくて消え入りそうな声になってしまう。そんなボクを見て呆れたような困ったような表情で衛は溜め息を一つ付いた。
「アルテミスはどうなんだ?」
「ボク…?それはあの…ルナが幸せなら諦めて応援するしかないのかな…とか…」
だめだ…はっきり言い切れない。ダイアナの顔も全然見れない。
「じゃあそうするんだな。」
ボクが自分の言葉に迷っているうちに、衛はひやりとした温度を持ってそう言い放った。
「衛…」
「ルナの幸せの為に身を退くならそう決めてまずは自分のすべき事をしろよ。次の敵のデータの収集、全然できていないんじゃないか?」
「それは…」
そうだけどルナのことが…
「ルナのことが気になって仕方がなかったから?だったらちゃんとその気持ちをルナに言えよ。どっちつかずの宙ぶらりんのままじゃ、何もかも半端なまま終わるぞ。」
その言葉にはっとなった。ルナの為に…なんて思いながら、結局事実を受け止めるのが怖くて色んな事から逃げていただけ。
ガバッと顔を上げて思っていたことを質問する。
「お前ならどうする?
その…もしも…もしも、だ。うさぎが他に好きな男ができたらさ…。」
最後の方はやりきれなくて消え入りそうな声になってしまう。そんなボクを見て呆れたような困ったような表情で衛は溜め息を一つ付いた。
「アルテミスはどうなんだ?」
「ボク…?それはあの…ルナが幸せなら諦めて応援するしかないのかな…とか…」
だめだ…はっきり言い切れない。ダイアナの顔も全然見れない。
「じゃあそうするんだな。」
ボクが自分の言葉に迷っているうちに、衛はひやりとした温度を持ってそう言い放った。
「衛…」
「ルナの幸せの為に身を退くならそう決めてまずは自分のすべき事をしろよ。次の敵のデータの収集、全然できていないんじゃないか?」
「それは…」
そうだけどルナのことが…
「ルナのことが気になって仕方がなかったから?だったらちゃんとその気持ちをルナに言えよ。どっちつかずの宙ぶらりんのままじゃ、何もかも半端なまま終わるぞ。」
その言葉にはっとなった。ルナの為に…なんて思いながら、結局事実を受け止めるのが怖くて色んな事から逃げていただけ。