2017年、2018年まとめ
・衛誕 四天王
もうすぐ衛の誕生日だな。賢人の言葉に他の3人も嬉しそうに頷いた。初めてだよな!俺たちが転生してから祝うの。晃はカラカラ笑う。けど何を贈ろうか半年前から考えてるのに全然決まらないんだ。頭を抱えて遠くを見つめる瑛二。逆に半年前からもう決めてるわよ。ふふふと笑む得意げな要なのであった。
前世ではマスターの生まれた日はもちろん祝日で国を挙げてのイベントだった。疲れを見せまいとする王子の完璧な振る舞い。ようやくプライベート時間となり、先に渡した形だけのそれとは違う苦心して選んだ贈り物をお渡しするときのマスターが浮かべる年相応の少年らしい笑顔は、我々を酷く安心させた。
・まもうさ(死ネタ)
主人が消えてしまったブローチを手に取れば、彼女の温もりに包まれたかのように感じて。俺はその事実が信じられないのに頬を滑り落ちる雫を止めることもできずにいた。
何が起こったのか、俺には真実が何も見えなくて。うさこという存在だけが俺にとっての現世の全てだったのだとただ気付くだけ……
・星野誕
星野!誕生日おめでとう!
彼はファンの子たちからの怒涛のおめでとうラッシュが目に見えていたから混乱を生じさせないためにも今日は学校をサボろうかとも思った。けれどうさぎにこうやってただ一言祝って貰いたかったから。それが彼の誕生日の唯一の我儘。自然と緩む頬。
サンキュ!お団子!
・まもうさ(幼馴染同学年中学生設定)
衛は幼稚園ごろから恋心自覚しているのに対してうさぎは中学くらいまで気付かなくて、意識しだした時には衛は長い初恋拗らせてるから素っ気なくなっていた。中3冬の大晦日。告白してきた男の子と一緒にいたけれど漸く大切な想いを自覚して、振り切って衛の元に走っていく午前零時。
「まもちゃん!一緒に初詣行こう!」
玄関先で夜中に息切らして言ううさぎに衛の顔は明らかに怒っている。
「あいつはどうしたんだよ?」
(こんな時間にお前1人だけで帰ってきたのか?何かあったらどうするんだ!)
それは嫉妬ではなくただ目の前の幼馴染を誰よりも大切に思っての言葉だった。
「あたしっどうしてもまもちゃんと一緒に合格祈願したいの。絶対高校受かりますようにって!」
「そんなに離れたいのかよ…」
衛の声はうさぎには聞こえない。
「受かっても!…もう今までみたいにはいられない。それでもお前はー」
「寂しいよ!寂しいに決まってるじゃん!」
涙と共に溢れる本音
「でもあたし今までまもちゃんがどれだけ頑張ってきたのか、ずっと見てたから知ってる。だから隣で一緒に祈らせて欲しいの。大好きな人のお願いをあたしも神様に祈らせて欲しいの…っ」
一気にそこまで話したうさぎのその姿にどうしようもないくらいの愛しさがこみ上げる。
「うさちゃん…」
いつもはお前だったりうさだったりする呼び方が昔のそれに戻っていて。時を遡り降り積もる思いを全て載せて、寒さと涙で真っ赤になった顔の彼女を力一杯抱き締めた
思い続けても光のように皆の中心にいる幼馴染にはきっと届かないのだと蓋をしていた。それが一気に開いて押し寄せる幸福感に心が震えた。
・エンセレ、クンツァイト
どうしたのです?またセレニティ殿の事でも考えていましたか?
他国の大臣と謁見し終えた時、王子は背後に控えていたクンツァイトの言葉に慌てたように振り返る
振る舞いは完璧だった筈なのになぜここにいるのが想い人であればいいと思う心が見透かされたのか
ニヤリと笑う彼に苦笑するしかなかった
・まもうさ
プール行きたいのにー!
プールへ行く準備万端に衛の部屋にいたうさぎは連日の雨の合間の晴れマークを信じていたが一向に止まない雨を睨みつけていた。
そしてうさぎの頭を優しく撫でながら衛も溜息をつくがワンピースをめくりだす彼女にフリーズする。
下に水着着てきたんだよ?!
やめなさい。
・まもうさ、ネフライト
だーれだ!
ベンチに座る衛の後ろから目隠しして言ってくるうさぎにその手を取りながら
こらうさ、遅刻だぞ。
と言ってそのままキス。
だーれだ!
裏声使った声の主は晃。衛はその手を取り、見たくもないキス待ちの大男に固まり
や め ろ
と思い切り抓る。
げっ!衛やめてやめて超痛い
・I love youの日
①まもうさ
あ!まもちゃん!そんなに急いでどこ行くの?
うさぎの家に向かう途中でばったりと会い、運命を感じずにいられない衛は目元を緩ませてうさぎの両手を握る。
うさこに大好きですって、伝えに来たんだよ。
不意打ちの告白に盛大に赤くなりながらも、私もだぁーいすき!と答え、抱き合った
②ジェダレイ
神社の石段を高揚する気持ちに比例するかのように一気に駆け上がる瑛二は、いつ見ても美しい巫女姿の恋人の姿を視界に捉えて膨らみ弾けた想いを境内に響かせた。
二羽の烏が舞い、レイの表情は恥ずかしげに崩れる。
バカね、知ってるわよ。
その笑みに年相応の可愛らしさが浮かんだ。
③ゾイ亜美
さっきから何です?
亜美の自室で向かい合い紅茶を啜っては視線を投げ、合いそうになれば逸らし、不機嫌顔になる
そんな要の様子に彼女は硬い声で聞いてしまう
いえ別に?この紅茶美味しいわね。要の言葉に亜美はほっとし好きなんですと答えれば、初めて目が合った
そう。僕もすきだよ
④ネフまこ
電光石火でまことの家に到着したというのにまさかの不在
晃は思い付いた。サプライズアイラブユーをしようと
合鍵で彼女の部屋に入るとそのまままことのベッドに大の字。準備万端。しかし己の寝付きの良さを失念していた。帰宅したまことは子供みたいな寝姿に苦笑し、小さく想いを零した
⑤クン美奈
今日は何の日でしょーか?
図らずも美奈子から質問される。カレンダーに書いていないイベントに左右されるのはどうなんだと思っていた賢人だったがスルーすることが出来なくなったこの状況にふと息を吐いた。よし、笑いでも取ってやり過ごそう
マレーシアの独立記念日だ。
は?
⑥エリレディ
昨日は祭司として忙殺されて約束していたのに会えなかった。レディの部屋のバルコニーに翼を持つ愛馬と降り立つとそこにはもう彼女が待っていて
歩み寄って謝ろうとした口をそっとその手で塞がれて驚く。
いたずらっぽく笑う彼女が可愛くて
他に言う事は?
うん。レディ、大好きだ
・セーラームーンカフェの衣装を見た衛四天王の反応
丈が短いじゃないの誰よこんなの着せたのはー!って噛み付くゾイ、まこと!は?マジ可愛すぎやっべ!一緒に写真撮るぞ☆なネフ、レイって何でも似合うんだな(惚れぼれ)なジェダ、鉄面皮の裏でその格好で屈んだりこけるなよとハラハラなクン、さあ帰ろうか(にっこり)なお持ち帰り衛。
・まもうさ
目が覚めたらうさがいた。そっか昨日泊まったんだったな。あれだけ俺を翻弄した表情はどこにもなくて眠るその顔はどこまでも無垢で。跳ねる寝癖を流してやればへにょっと笑って俺の指を掴むと
まもちゃん…すき…
寝言でそんな事を言うものだから頭を抱えた。
あーもう!可愛すぎ襲いたくなるだろ
・クン美奈
恋人としていられるだけで嬉しいって思ってたのに、ずっと離れたくないだなんて欲張りよね。難しい顔した彼に帰るねと告げ背を向けたら呼び止められた。振り返ると同時に回される腕。突然の甘い拘束にパニックになる。
今夜はずっとここにいろ。
怖いくらい真剣な声に慌てた私は尻餅ついて涙が出た。
・うさぎ
♪まーもちゃんまーもちゃん
だーれがすきなーの
もーちろんうさこーがすーきなのさー♪
ばっかうさぎ!下手くそな歌うたってねーで早く風呂交代しろよ!
こぉら進悟下手くそとは何よ下手くそとは!せっかくのあたしとまもちゃんのラブソングをー!
・あなたのキスはどこですかシリーズ
①ゾイ亜美
あれ?亜美ちゃんその絆創膏どうしたの?
手首を見たうさぎちゃんに聞かれてコンマ1秒返答が遅れた。
ちょっとぶつけてしまったの。大丈夫よ?
本気で心配し始める大好きな友達の後ろのニヤけた美奈と目が合う。
やるわね彼氏♡と表情からも伝わってきて居た堪れず記された証をさすった。
手首にキスは欲望
あなたに恋い焦がれています
②ジェダレイ
瑛二の家に来ていたがここ最近の忙しさが祟って船を漕いでしまう。それは一緒にいるだけで心安らかになる彼との時間に限っては珍しくない光景だった。
お疲れ様、レイ。
肩を貸しそっと労う彼の温かな声に微かに笑むと、抱き寄せられて目を閉じる。落とされた瞼へのキスは甘い子守唄
瞼へのキスは憧憬
人に気づかれない努力を惜しまない君。それが君をどんどん強く美しくしていく。そんな姿に憧れているけど、今は俺の近くで眠ってくれることがただただ嬉しくて。
③ネフまこ
ただいま!と帰ってくる晃は笑顔で迎えるまことを抱き寄せる。そして前髪を優しく上げてそのおでこにキスをした。もちろんその後に唇にしたり更に強く抱きしめたりしたりするのだが額だけは欠かした事がなかった。平均以上の身長のまことが易々とそれをされればときめいてしまうのは内緒だ
おでこへのキスは友情、祝福
男勝りで怪力少女なんて言われていても本当は誰よりも女の子らしいって知ってるから。俺は誰よりもお前を甘やかしたいし、額にキスした後の見上げてくる顔が可愛くってしょうがない。それだけで幸せだーって全人類に言いふらしたい気分なんだぜ
④クン美奈
まだ手を出すのは早すぎると考えていた賢人だが、添い寝するだけならいいでしょ。と拷問に近いことを懇願してくる美奈子に顔をしかめながらも最後には承諾してしまう程には惚れている。後ろから肩や首はあらぬ方へ気持ちが行ってしまうのが目に見えているからその背に溢れる想いを口付けた
背中にキスは確認
自分の隣にいるのは美奈子であること、その事実が思っていた以上に嬉しくて、隠れたその場所へ所有の証を残したくなる。表情に滲み出てしまうのは柄じゃない。後ろにキスするのはそんな下らんプライドのせいもあるが、色気のない声を上げる美奈子が面白くて癖になりつつある
⑤エンセレ
セレニティの髪に付いてしまった葉をそっと取った王子は可愛らしく礼を言う彼女にどういたしましてと、流れるような所作で髪を掬いそこに唇を落とした。髪にキスをすることが多いのは、その月光の一雫に触れると自分も月の加護が受けられるような、赦されるような。そんな気がしたから。
髪へのキスは思慕
君のことが愛しくて、ただ愛しくて。
⑥まもうさ
彼らのそれは辺りのカップルの平均より数が圧倒的に上回っているだろう。何しろ相手のことが互いに大好きでラブで大好きなのだ。もうこれは仕方がない。普段の彼を知る友人が恋人に向ける瞳そして甘過ぎる口付けを目の当たりにすれば漏れなく砂糖とメイプルシロップのフルコースへご案内!
唇へのキスは愛情
亜美ちゃんが言ってた。毎日日常的にキスをする男性は収入も寿命も右肩上がりという統計もあるのよ!もちろんその理屈で行けばあなたもお勉強のスキルアップも期待できるわ!って言ってくれたけどまもちゃんからキスされるといつも甘くて大好きって気持ちでふわふわしちゃう
・まもうさ
少し低い声も蒼い目も、優しく撫でてくれる大きな手も全部好き。そんな風に話したら、俺もうさこの全部が好きだよって照れたように笑って言ってくれた。おバカで泣き虫でも?ああ。穏かに頷いてくれるから泣きそうになる。ほら可愛い。ってぎゅっと抱きしめてくれる彼の胸から、沢山の好きが聞こえた。
・まもうさ深夜劇場
うええんおなかすいたーーー
泣くほどのことかよ、冷蔵庫にプリンあるから食べてもいいぞ?
でもでもーこの時間に食べたらおデブさんになっちゃうもーーん
食べてもそのあと運動すればいいんじゃないか?
運動?
うん
どんな?
うん。俺と、2人で?
・寝起き
衛:いつもはシャキッと起きるけど、うさこがいるときは寝直したりする。
クン:定刻通り起きる。寸分狂わない。
ゾイ:起きることはできない。完全夜型。
ネフ:目覚ましで起きることができるし朝からご機嫌。
ジェダ:彼の朝は、早い。(修行)
・エンセレ
パーティーでエンディミオンが大人の魅力漂う女性と楽しげに会話してるのを見て感じたことがない痛みが胸に走るセレニティ。モヤモヤが消えない彼女は落ち着こうと飲物を煽るもそれは実は酒だった。ふらつく足取りの所に手を差し伸べてきたのはクンツァイト。泣いている彼女。それを目にした王子は…
取り乱し何があったのか問い詰め、彼女を背中に隠す事も忘れずに勘違いする主人に「落ち着いて下さい」と眉を顰めながら諭す臣下。
王子は背中に頭を預けられた重みに険しい顔から一変。ただの恋する男子の表情となり名を呼びながら振り向くも、そのままズルズルと落ちていく彼女を慌てて抱き留めた
(俺が一番に君に手を差し伸べたかったのに)
(お願い私以外の女の人にその笑顔を向けないで)
((この人が自分の大好きな人なのだと、大声で言ってしまいたい……))
・ゾイマキュ
雨が降っている
そろそろ彼女が来る頃だ
以前あまり見せたことのない笑顔で美味しいと言ったお茶の用意もしておいたし新調した彼女が好きそうな色のクッションもソファーに置いた
あとは来るまでもう一曲くらい弾いてようか
「綺麗な曲ですね」
「あら、来たの」
雨の音が優しく変わった
・まもうさ
目覚めると隣では衛がまだ起きずにその蒼い宝石をしまい込んでいた。喉が渇いたうさぎは音を立てないようにベッドを降りようとしたが、羽織った彼のシャツを引かれた感触の後に直に腕を掴まれ振り返る。漆黒から覗く瞳が香りを放つように彼女を包み、肘から二の腕までをその唇がゆっくりとなぞった。
・ギャラクシア
どの星もクズばかり。最強の私にふさわしい最強のスターシードは一体どこにあるのだ。
やっと見つけた。お前のような甘い考えの小娘が、何故。全てを破壊しようとする私のことですら包みこもうとする。支配でも束縛でもない。初めて触れたそれは温かくて眩しくて何も見えない。
これが、愛なのかーー
・クン美奈
徹夜明けで回らない頭でぼーっとした賢人がベッドでスヤスヤ幸せそうに寝ている美奈を見てイラっとした後、寝転び両頬を抓って起こした。
いったぁ!何すんのよ?
俺は寝るお前ずるい起きてろ。
はあ?!
嫌なら寝ながら起きてろ。
意味わかんないんだけど?!
じゃあ俺と寝とけ。
??!!
徹夜で仕事があるから先に寝てろ。とあたしの顔も見ずに仕事の虫になってたくせに明け方あり得ない起こし方をされてさすがにムカッときた。なのに俺と寝ておけという言葉と一緒に拘束に近いくらいの抱き枕にされて気付いた。なぁーんだ、甘えてんのねこの男は。
1時間はこのままにしといてあげるわ。
・クン美奈
十番街の本屋から出ると、走り行く見慣れた金髪が目に入った。彼女の名を呼ぼうとしたがその格好に目が行きタイミングを逃す。いつもよりもめかし込んだワインカラーのワンピースは体のラインが美しく、凜とした背中を見送ることしか出来なかった。どこへ行くのか。その疑問は家に帰った瞬間に解ける。
どう?この服。あんたに見せたかったの。
悪戯っぽく笑って出迎えた美奈子に、さっきまでの焦燥感とどこの誰とも分からない何かへの嫉妬心はあっという間に霧散した。
もうすぐ衛の誕生日だな。賢人の言葉に他の3人も嬉しそうに頷いた。初めてだよな!俺たちが転生してから祝うの。晃はカラカラ笑う。けど何を贈ろうか半年前から考えてるのに全然決まらないんだ。頭を抱えて遠くを見つめる瑛二。逆に半年前からもう決めてるわよ。ふふふと笑む得意げな要なのであった。
前世ではマスターの生まれた日はもちろん祝日で国を挙げてのイベントだった。疲れを見せまいとする王子の完璧な振る舞い。ようやくプライベート時間となり、先に渡した形だけのそれとは違う苦心して選んだ贈り物をお渡しするときのマスターが浮かべる年相応の少年らしい笑顔は、我々を酷く安心させた。
・まもうさ(死ネタ)
主人が消えてしまったブローチを手に取れば、彼女の温もりに包まれたかのように感じて。俺はその事実が信じられないのに頬を滑り落ちる雫を止めることもできずにいた。
何が起こったのか、俺には真実が何も見えなくて。うさこという存在だけが俺にとっての現世の全てだったのだとただ気付くだけ……
・星野誕
星野!誕生日おめでとう!
彼はファンの子たちからの怒涛のおめでとうラッシュが目に見えていたから混乱を生じさせないためにも今日は学校をサボろうかとも思った。けれどうさぎにこうやってただ一言祝って貰いたかったから。それが彼の誕生日の唯一の我儘。自然と緩む頬。
サンキュ!お団子!
・まもうさ(幼馴染同学年中学生設定)
衛は幼稚園ごろから恋心自覚しているのに対してうさぎは中学くらいまで気付かなくて、意識しだした時には衛は長い初恋拗らせてるから素っ気なくなっていた。中3冬の大晦日。告白してきた男の子と一緒にいたけれど漸く大切な想いを自覚して、振り切って衛の元に走っていく午前零時。
「まもちゃん!一緒に初詣行こう!」
玄関先で夜中に息切らして言ううさぎに衛の顔は明らかに怒っている。
「あいつはどうしたんだよ?」
(こんな時間にお前1人だけで帰ってきたのか?何かあったらどうするんだ!)
それは嫉妬ではなくただ目の前の幼馴染を誰よりも大切に思っての言葉だった。
「あたしっどうしてもまもちゃんと一緒に合格祈願したいの。絶対高校受かりますようにって!」
「そんなに離れたいのかよ…」
衛の声はうさぎには聞こえない。
「受かっても!…もう今までみたいにはいられない。それでもお前はー」
「寂しいよ!寂しいに決まってるじゃん!」
涙と共に溢れる本音
「でもあたし今までまもちゃんがどれだけ頑張ってきたのか、ずっと見てたから知ってる。だから隣で一緒に祈らせて欲しいの。大好きな人のお願いをあたしも神様に祈らせて欲しいの…っ」
一気にそこまで話したうさぎのその姿にどうしようもないくらいの愛しさがこみ上げる。
「うさちゃん…」
いつもはお前だったりうさだったりする呼び方が昔のそれに戻っていて。時を遡り降り積もる思いを全て載せて、寒さと涙で真っ赤になった顔の彼女を力一杯抱き締めた
思い続けても光のように皆の中心にいる幼馴染にはきっと届かないのだと蓋をしていた。それが一気に開いて押し寄せる幸福感に心が震えた。
・エンセレ、クンツァイト
どうしたのです?またセレニティ殿の事でも考えていましたか?
他国の大臣と謁見し終えた時、王子は背後に控えていたクンツァイトの言葉に慌てたように振り返る
振る舞いは完璧だった筈なのになぜここにいるのが想い人であればいいと思う心が見透かされたのか
ニヤリと笑う彼に苦笑するしかなかった
・まもうさ
プール行きたいのにー!
プールへ行く準備万端に衛の部屋にいたうさぎは連日の雨の合間の晴れマークを信じていたが一向に止まない雨を睨みつけていた。
そしてうさぎの頭を優しく撫でながら衛も溜息をつくがワンピースをめくりだす彼女にフリーズする。
下に水着着てきたんだよ?!
やめなさい。
・まもうさ、ネフライト
だーれだ!
ベンチに座る衛の後ろから目隠しして言ってくるうさぎにその手を取りながら
こらうさ、遅刻だぞ。
と言ってそのままキス。
だーれだ!
裏声使った声の主は晃。衛はその手を取り、見たくもないキス待ちの大男に固まり
や め ろ
と思い切り抓る。
げっ!衛やめてやめて超痛い
・I love youの日
①まもうさ
あ!まもちゃん!そんなに急いでどこ行くの?
うさぎの家に向かう途中でばったりと会い、運命を感じずにいられない衛は目元を緩ませてうさぎの両手を握る。
うさこに大好きですって、伝えに来たんだよ。
不意打ちの告白に盛大に赤くなりながらも、私もだぁーいすき!と答え、抱き合った
②ジェダレイ
神社の石段を高揚する気持ちに比例するかのように一気に駆け上がる瑛二は、いつ見ても美しい巫女姿の恋人の姿を視界に捉えて膨らみ弾けた想いを境内に響かせた。
二羽の烏が舞い、レイの表情は恥ずかしげに崩れる。
バカね、知ってるわよ。
その笑みに年相応の可愛らしさが浮かんだ。
③ゾイ亜美
さっきから何です?
亜美の自室で向かい合い紅茶を啜っては視線を投げ、合いそうになれば逸らし、不機嫌顔になる
そんな要の様子に彼女は硬い声で聞いてしまう
いえ別に?この紅茶美味しいわね。要の言葉に亜美はほっとし好きなんですと答えれば、初めて目が合った
そう。僕もすきだよ
④ネフまこ
電光石火でまことの家に到着したというのにまさかの不在
晃は思い付いた。サプライズアイラブユーをしようと
合鍵で彼女の部屋に入るとそのまままことのベッドに大の字。準備万端。しかし己の寝付きの良さを失念していた。帰宅したまことは子供みたいな寝姿に苦笑し、小さく想いを零した
⑤クン美奈
今日は何の日でしょーか?
図らずも美奈子から質問される。カレンダーに書いていないイベントに左右されるのはどうなんだと思っていた賢人だったがスルーすることが出来なくなったこの状況にふと息を吐いた。よし、笑いでも取ってやり過ごそう
マレーシアの独立記念日だ。
は?
⑥エリレディ
昨日は祭司として忙殺されて約束していたのに会えなかった。レディの部屋のバルコニーに翼を持つ愛馬と降り立つとそこにはもう彼女が待っていて
歩み寄って謝ろうとした口をそっとその手で塞がれて驚く。
いたずらっぽく笑う彼女が可愛くて
他に言う事は?
うん。レディ、大好きだ
・セーラームーンカフェの衣装を見た衛四天王の反応
丈が短いじゃないの誰よこんなの着せたのはー!って噛み付くゾイ、まこと!は?マジ可愛すぎやっべ!一緒に写真撮るぞ☆なネフ、レイって何でも似合うんだな(惚れぼれ)なジェダ、鉄面皮の裏でその格好で屈んだりこけるなよとハラハラなクン、さあ帰ろうか(にっこり)なお持ち帰り衛。
・まもうさ
目が覚めたらうさがいた。そっか昨日泊まったんだったな。あれだけ俺を翻弄した表情はどこにもなくて眠るその顔はどこまでも無垢で。跳ねる寝癖を流してやればへにょっと笑って俺の指を掴むと
まもちゃん…すき…
寝言でそんな事を言うものだから頭を抱えた。
あーもう!可愛すぎ襲いたくなるだろ
・クン美奈
恋人としていられるだけで嬉しいって思ってたのに、ずっと離れたくないだなんて欲張りよね。難しい顔した彼に帰るねと告げ背を向けたら呼び止められた。振り返ると同時に回される腕。突然の甘い拘束にパニックになる。
今夜はずっとここにいろ。
怖いくらい真剣な声に慌てた私は尻餅ついて涙が出た。
・うさぎ
♪まーもちゃんまーもちゃん
だーれがすきなーの
もーちろんうさこーがすーきなのさー♪
ばっかうさぎ!下手くそな歌うたってねーで早く風呂交代しろよ!
こぉら進悟下手くそとは何よ下手くそとは!せっかくのあたしとまもちゃんのラブソングをー!
・あなたのキスはどこですかシリーズ
①ゾイ亜美
あれ?亜美ちゃんその絆創膏どうしたの?
手首を見たうさぎちゃんに聞かれてコンマ1秒返答が遅れた。
ちょっとぶつけてしまったの。大丈夫よ?
本気で心配し始める大好きな友達の後ろのニヤけた美奈と目が合う。
やるわね彼氏♡と表情からも伝わってきて居た堪れず記された証をさすった。
手首にキスは欲望
あなたに恋い焦がれています
②ジェダレイ
瑛二の家に来ていたがここ最近の忙しさが祟って船を漕いでしまう。それは一緒にいるだけで心安らかになる彼との時間に限っては珍しくない光景だった。
お疲れ様、レイ。
肩を貸しそっと労う彼の温かな声に微かに笑むと、抱き寄せられて目を閉じる。落とされた瞼へのキスは甘い子守唄
瞼へのキスは憧憬
人に気づかれない努力を惜しまない君。それが君をどんどん強く美しくしていく。そんな姿に憧れているけど、今は俺の近くで眠ってくれることがただただ嬉しくて。
③ネフまこ
ただいま!と帰ってくる晃は笑顔で迎えるまことを抱き寄せる。そして前髪を優しく上げてそのおでこにキスをした。もちろんその後に唇にしたり更に強く抱きしめたりしたりするのだが額だけは欠かした事がなかった。平均以上の身長のまことが易々とそれをされればときめいてしまうのは内緒だ
おでこへのキスは友情、祝福
男勝りで怪力少女なんて言われていても本当は誰よりも女の子らしいって知ってるから。俺は誰よりもお前を甘やかしたいし、額にキスした後の見上げてくる顔が可愛くってしょうがない。それだけで幸せだーって全人類に言いふらしたい気分なんだぜ
④クン美奈
まだ手を出すのは早すぎると考えていた賢人だが、添い寝するだけならいいでしょ。と拷問に近いことを懇願してくる美奈子に顔をしかめながらも最後には承諾してしまう程には惚れている。後ろから肩や首はあらぬ方へ気持ちが行ってしまうのが目に見えているからその背に溢れる想いを口付けた
背中にキスは確認
自分の隣にいるのは美奈子であること、その事実が思っていた以上に嬉しくて、隠れたその場所へ所有の証を残したくなる。表情に滲み出てしまうのは柄じゃない。後ろにキスするのはそんな下らんプライドのせいもあるが、色気のない声を上げる美奈子が面白くて癖になりつつある
⑤エンセレ
セレニティの髪に付いてしまった葉をそっと取った王子は可愛らしく礼を言う彼女にどういたしましてと、流れるような所作で髪を掬いそこに唇を落とした。髪にキスをすることが多いのは、その月光の一雫に触れると自分も月の加護が受けられるような、赦されるような。そんな気がしたから。
髪へのキスは思慕
君のことが愛しくて、ただ愛しくて。
⑥まもうさ
彼らのそれは辺りのカップルの平均より数が圧倒的に上回っているだろう。何しろ相手のことが互いに大好きでラブで大好きなのだ。もうこれは仕方がない。普段の彼を知る友人が恋人に向ける瞳そして甘過ぎる口付けを目の当たりにすれば漏れなく砂糖とメイプルシロップのフルコースへご案内!
唇へのキスは愛情
亜美ちゃんが言ってた。毎日日常的にキスをする男性は収入も寿命も右肩上がりという統計もあるのよ!もちろんその理屈で行けばあなたもお勉強のスキルアップも期待できるわ!って言ってくれたけどまもちゃんからキスされるといつも甘くて大好きって気持ちでふわふわしちゃう
・まもうさ
少し低い声も蒼い目も、優しく撫でてくれる大きな手も全部好き。そんな風に話したら、俺もうさこの全部が好きだよって照れたように笑って言ってくれた。おバカで泣き虫でも?ああ。穏かに頷いてくれるから泣きそうになる。ほら可愛い。ってぎゅっと抱きしめてくれる彼の胸から、沢山の好きが聞こえた。
・まもうさ深夜劇場
うええんおなかすいたーーー
泣くほどのことかよ、冷蔵庫にプリンあるから食べてもいいぞ?
でもでもーこの時間に食べたらおデブさんになっちゃうもーーん
食べてもそのあと運動すればいいんじゃないか?
運動?
うん
どんな?
うん。俺と、2人で?
・寝起き
衛:いつもはシャキッと起きるけど、うさこがいるときは寝直したりする。
クン:定刻通り起きる。寸分狂わない。
ゾイ:起きることはできない。完全夜型。
ネフ:目覚ましで起きることができるし朝からご機嫌。
ジェダ:彼の朝は、早い。(修行)
・エンセレ
パーティーでエンディミオンが大人の魅力漂う女性と楽しげに会話してるのを見て感じたことがない痛みが胸に走るセレニティ。モヤモヤが消えない彼女は落ち着こうと飲物を煽るもそれは実は酒だった。ふらつく足取りの所に手を差し伸べてきたのはクンツァイト。泣いている彼女。それを目にした王子は…
取り乱し何があったのか問い詰め、彼女を背中に隠す事も忘れずに勘違いする主人に「落ち着いて下さい」と眉を顰めながら諭す臣下。
王子は背中に頭を預けられた重みに険しい顔から一変。ただの恋する男子の表情となり名を呼びながら振り向くも、そのままズルズルと落ちていく彼女を慌てて抱き留めた
(俺が一番に君に手を差し伸べたかったのに)
(お願い私以外の女の人にその笑顔を向けないで)
((この人が自分の大好きな人なのだと、大声で言ってしまいたい……))
・ゾイマキュ
雨が降っている
そろそろ彼女が来る頃だ
以前あまり見せたことのない笑顔で美味しいと言ったお茶の用意もしておいたし新調した彼女が好きそうな色のクッションもソファーに置いた
あとは来るまでもう一曲くらい弾いてようか
「綺麗な曲ですね」
「あら、来たの」
雨の音が優しく変わった
・まもうさ
目覚めると隣では衛がまだ起きずにその蒼い宝石をしまい込んでいた。喉が渇いたうさぎは音を立てないようにベッドを降りようとしたが、羽織った彼のシャツを引かれた感触の後に直に腕を掴まれ振り返る。漆黒から覗く瞳が香りを放つように彼女を包み、肘から二の腕までをその唇がゆっくりとなぞった。
・ギャラクシア
どの星もクズばかり。最強の私にふさわしい最強のスターシードは一体どこにあるのだ。
やっと見つけた。お前のような甘い考えの小娘が、何故。全てを破壊しようとする私のことですら包みこもうとする。支配でも束縛でもない。初めて触れたそれは温かくて眩しくて何も見えない。
これが、愛なのかーー
・クン美奈
徹夜明けで回らない頭でぼーっとした賢人がベッドでスヤスヤ幸せそうに寝ている美奈を見てイラっとした後、寝転び両頬を抓って起こした。
いったぁ!何すんのよ?
俺は寝るお前ずるい起きてろ。
はあ?!
嫌なら寝ながら起きてろ。
意味わかんないんだけど?!
じゃあ俺と寝とけ。
??!!
徹夜で仕事があるから先に寝てろ。とあたしの顔も見ずに仕事の虫になってたくせに明け方あり得ない起こし方をされてさすがにムカッときた。なのに俺と寝ておけという言葉と一緒に拘束に近いくらいの抱き枕にされて気付いた。なぁーんだ、甘えてんのねこの男は。
1時間はこのままにしといてあげるわ。
・クン美奈
十番街の本屋から出ると、走り行く見慣れた金髪が目に入った。彼女の名を呼ぼうとしたがその格好に目が行きタイミングを逃す。いつもよりもめかし込んだワインカラーのワンピースは体のラインが美しく、凜とした背中を見送ることしか出来なかった。どこへ行くのか。その疑問は家に帰った瞬間に解ける。
どう?この服。あんたに見せたかったの。
悪戯っぽく笑って出迎えた美奈子に、さっきまでの焦燥感とどこの誰とも分からない何かへの嫉妬心はあっという間に霧散した。
