日常に溶け込む

聞いてるの?まもちゃん


「それでね、まこちゃんがね」
「うん」
 衛は相槌を打ちながらも、うさぎの制服のリボンに手をかけて器用に外した。
「お弁当いっぱい作ったから、あたし達にも分けてくれてねー」
「良かったな」
 向かい合う彼女のシャツを「ほらばんざいして」と促して脱がす。
「おいなりさんなのにね、うずらの卵の目玉焼きがのってて中身がガパオライスだったの。びっくり!」
「それは凝ってるな」
 スカートのファスナーを鮮やかに下ろして太ももに手を添える。
「すーっごくおいしかった♡」
「そっか」
 スカートを完全に下ろした衛はにっこり笑って頷いた。
「もう! まもちゃんてばちゃんと聞いてる?」
「大丈夫。聞いてるよ」
 そう言いながら澄ました顔でブラのホックをパチンと外されて小さく悲鳴を上げるうさぎ。
「そーゆーことじゃないっ」
「分かった。じゃあやめる?」
「やっ、やめないけど……! 話も聞いてほしいのっ」
「えー。うさはわがままだな」
 嬉しそうに笑いつつ。続きをうながす手を緩めない衛なのであった。


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