第四話 繋ぐ未来
「さてと。私は終わったから一度部屋に戻るけど、あなたはどうする?」
日も暮れてしばらく経った頃クイーンは業務を終えて夫に尋ねた。
「ああ。俺はあと少しだけやるから先に君は休んでいてくれ」
「分かったわ。あまり無理しすぎちゃダメよ?」
「ああ」
穏やかに微笑み合ってキスを交わすと、クイーンは静かに出ていく。しかし向かう先は寝室ではなく、愛娘の部屋だった。
「パパ、ちょっとだけいい?」
プリンセスはキングが未だ仕事をしている部屋を訪ねてノックをして声を掛ける。
「どうぞ」
部屋の中から落ち着いた父親の声が聞こえてきてほっとした彼女は静かに戸を開いた。
「今ならパパは一人だけだってママが」
「そうか」
「あのね、エリオスが明日からパレスに来るって言ってたわ」
「ああ。彼の部屋も用意したよ。」
「え?」
「そうなることはお前たちが話す前から分かってた」
「そっか……」
答えながら顔を赤くしていく娘に複雑な思いを抱くキングであったが、純粋に一途に一人の男性を愛せる子に育ってくれたことが嬉しくもあった。
「だけどきちんと節度を持ってだな……」
「パパありがとう!!」
少々父親らしく諭そうとした彼にプリンセスは満面の笑みでそう言って抱きつく。
「いや……」
「パパ、大好きよ。」
自然と零れたプリンセスの言葉は、無条件に彼の胸の中を温かくする。結局父親は娘には敵わないのだということを再認識して弱々しく微笑むと、心の中で降参だといわんばかりに白旗を揚げたのだった。
日も暮れてしばらく経った頃クイーンは業務を終えて夫に尋ねた。
「ああ。俺はあと少しだけやるから先に君は休んでいてくれ」
「分かったわ。あまり無理しすぎちゃダメよ?」
「ああ」
穏やかに微笑み合ってキスを交わすと、クイーンは静かに出ていく。しかし向かう先は寝室ではなく、愛娘の部屋だった。
「パパ、ちょっとだけいい?」
プリンセスはキングが未だ仕事をしている部屋を訪ねてノックをして声を掛ける。
「どうぞ」
部屋の中から落ち着いた父親の声が聞こえてきてほっとした彼女は静かに戸を開いた。
「今ならパパは一人だけだってママが」
「そうか」
「あのね、エリオスが明日からパレスに来るって言ってたわ」
「ああ。彼の部屋も用意したよ。」
「え?」
「そうなることはお前たちが話す前から分かってた」
「そっか……」
答えながら顔を赤くしていく娘に複雑な思いを抱くキングであったが、純粋に一途に一人の男性を愛せる子に育ってくれたことが嬉しくもあった。
「だけどきちんと節度を持ってだな……」
「パパありがとう!!」
少々父親らしく諭そうとした彼にプリンセスは満面の笑みでそう言って抱きつく。
「いや……」
「パパ、大好きよ。」
自然と零れたプリンセスの言葉は、無条件に彼の胸の中を温かくする。結局父親は娘には敵わないのだということを再認識して弱々しく微笑むと、心の中で降参だといわんばかりに白旗を揚げたのだった。
