I want to be by your side forever
「タップが喜ぶものってなんだろう」
自分自身が一人暮らしで住んでいるマンションの自室で考えた。
昨日のジャパンカップで私の担当するウマ娘、タップダンスシチーが見事一位で入線し、劇的な勝利を飾った。
だからそのお祝いを兼ねて、担当トレーナーである私が何か出来ることがないか考えていた最中だったのだ。
は明るい性格で友達に困ってないどころか、日々遊ぶ友達もたくさんいることを踏まえたら、わたしのお祝いなんて微塵も嬉しくないだろう。
でも、担当トレーナーという名目上何もしないのは担当からの印象は最悪になるだろう。
一応何かはしないといけないと思い、今に至る。
「考えたのはいいけど、思いつかないんだよね...。」
いっそのこと、エースはもちろん同級生のシャカールやファイン、そしてクリスエスとギムレットに聞いてみることも考えたけど、自分で考えないと意味が無い。
「それに、エースに相談したら「お前のトレーナーさんがプレゼントを用意してるみたいだぞ!」とか言う雰囲気がしそうだし、気軽には頼めないなぁ...。」
エースの担当トレーナーさんから聞いたエースの印象はこんな感じだ。
「やっぱり自分で考えてこそ、だなぁ」
翌日。
「Hello!トレーナー!」
「今日も相変わらず元気だね〜」
タップは毎日元気で反対に私の方が元気を貰ってしまっている。
トレーナー、いや大人の役目として不甲斐なく感じてしまう。
「そりゃ元気が無いとレースどころかトレーニングも出来ないし、レースに出られなかったら金も名声、ロマンも手に入らないからな!」
「だね!」
タップの頑張りは目に余るほどで、なかなか最初は芽が出なかったがジャパンカップで優勝したことで視界が開けたような気がする。
「トレーナー、Are you okay?」
「あ、大丈夫かってことか...。私は元気だよ?」
タップが私の顔を覗き込んできて、あまりの顔の近さに顔が赤くなってしまった。
「た、タップ顔が近い!」
「めちゃくちゃ元気そうで良かった。
深刻そうな表情してたし、不安だったんだぞ?」
「え?どんな表情?」
つい気になってタップに聞いてしまった。
「Yes!頭を抱えて怖い表情してたさ!
正直面白かったのは内緒にしておくよ。」
面白かった、とはなんだその例え。
でもタップはそうやって毎回私含め、自身の友達までもからかう時がよくある。
実の私もそのからかいにやられている一人なんだけど。
「タップを水族館に誘ってみるかな...。」
かなり悩んで決めた結果、タップのお祝いとして選んだのは水族館に誘うこと。
タップは遊園地がいいと言い出しそうではあるが、水族館を行先に選んだのはその日だけトレーニングを忘れてゆっくりしてほしいからの気持ちだけ。
「水族館...?celebrationってやつか?」
「ジャパンカップ優勝したでしょ?その優勝のお祝いってことでどうかなって。」
「お祝いで連れて行ってくれるなんてトレーナーは太っ腹すぎるな!」
「つまりokってこと?」
「あぁ!もちろんokさ!」
自分自身が一人暮らしで住んでいるマンションの自室で考えた。
昨日のジャパンカップで私の担当するウマ娘、タップダンスシチーが見事一位で入線し、劇的な勝利を飾った。
だからそのお祝いを兼ねて、担当トレーナーである私が何か出来ることがないか考えていた最中だったのだ。
は明るい性格で友達に困ってないどころか、日々遊ぶ友達もたくさんいることを踏まえたら、わたしのお祝いなんて微塵も嬉しくないだろう。
でも、担当トレーナーという名目上何もしないのは担当からの印象は最悪になるだろう。
一応何かはしないといけないと思い、今に至る。
「考えたのはいいけど、思いつかないんだよね...。」
いっそのこと、エースはもちろん同級生のシャカールやファイン、そしてクリスエスとギムレットに聞いてみることも考えたけど、自分で考えないと意味が無い。
「それに、エースに相談したら「お前のトレーナーさんがプレゼントを用意してるみたいだぞ!」とか言う雰囲気がしそうだし、気軽には頼めないなぁ...。」
エースの担当トレーナーさんから聞いたエースの印象はこんな感じだ。
「やっぱり自分で考えてこそ、だなぁ」
翌日。
「Hello!トレーナー!」
「今日も相変わらず元気だね〜」
タップは毎日元気で反対に私の方が元気を貰ってしまっている。
トレーナー、いや大人の役目として不甲斐なく感じてしまう。
「そりゃ元気が無いとレースどころかトレーニングも出来ないし、レースに出られなかったら金も名声、ロマンも手に入らないからな!」
「だね!」
タップの頑張りは目に余るほどで、なかなか最初は芽が出なかったがジャパンカップで優勝したことで視界が開けたような気がする。
「トレーナー、Are you okay?」
「あ、大丈夫かってことか...。私は元気だよ?」
タップが私の顔を覗き込んできて、あまりの顔の近さに顔が赤くなってしまった。
「た、タップ顔が近い!」
「めちゃくちゃ元気そうで良かった。
深刻そうな表情してたし、不安だったんだぞ?」
「え?どんな表情?」
つい気になってタップに聞いてしまった。
「Yes!頭を抱えて怖い表情してたさ!
正直面白かったのは内緒にしておくよ。」
面白かった、とはなんだその例え。
でもタップはそうやって毎回私含め、自身の友達までもからかう時がよくある。
実の私もそのからかいにやられている一人なんだけど。
「タップを水族館に誘ってみるかな...。」
かなり悩んで決めた結果、タップのお祝いとして選んだのは水族館に誘うこと。
タップは遊園地がいいと言い出しそうではあるが、水族館を行先に選んだのはその日だけトレーニングを忘れてゆっくりしてほしいからの気持ちだけ。
「水族館...?celebrationってやつか?」
「ジャパンカップ優勝したでしょ?その優勝のお祝いってことでどうかなって。」
「お祝いで連れて行ってくれるなんてトレーナーは太っ腹すぎるな!」
「つまりokってこと?」
「あぁ!もちろんokさ!」
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