「トレーナーさん！！」
「あまりにもフジが可愛いから抱きしめちゃった」
「あのさ、トレーナーさんキスしていい？」
「うん。キスしていいけどなんで？」
「トレーナーさんの唇柔らかくて好きなんだ。
それにトレーナーさんを取られたくない」
次の言葉を言う前にフジからキスが落とされた。
「これならきちんとおしゃれしてくるんだった...
まさかフジとキスするなんてね」
「だって、例の男性とトレーナーさんの距離が近くてトレーナーさんを取られると思ったんだ。
トレーナーさんは自分がかわいくないって思ってるけど、私から見たらとてもかわいいよ。」
フジがまたキスをしてきたため、お互いにキスをした。
だが今回のキスはフジが長く仕掛けてきた。
「はぁ...」
「ここだと恥ずかしいから、私の部屋でしない...？」
「トレーナーさん、いいのかい？」
「フジがいいならしていいよ？」

翌日朝、目をうっすら開けると気持ちよく寝息をスヤスヤ立てていたフジキセキの表情が目に見えた。
昨日の行為を思い出してしまい、恥ずかしさのあまり、フジの体に抱きついた。
「フジ、大好きだよ」
フジが聞いていたかどうかは分からないが、そうやって言って私は眠りにまた落ちていった。