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しあわせな未来をあなたと共に

フジが考えていたのは、私のウェディングドレス姿を見たいから見ることだけでも出来ないか。ということだった。
「まぁ...撮影を見ることぐらいだけなら許してくれるかもしれないから明日話しておくね。」
「それなら良かった!トレーナーさんがウェディングドレスを着た姿、早く見たいな!」
いつものフジらしい笑顔があふれる表情。
「フジみたいには着こなせないからね?どうせ似合わないだろうし!」
「トレーナーさん。
そんなに自分を卑下しないでくれ。
ウェディングドレスを着たトレーナーさんを想像したんだけど、本当に素敵だったよ!
だから、自信を持って」
「は、はい......」
フジの真剣な言葉に私は頷くことしか出来なかった。

そして撮影日を向かえた今日。
「とても似合ってるよ、トレーナーさん」
「めちゃくちゃ似合ってますよ!」
フジは無論、スタッフさんからもウェディングドレス姿は褒められた。
撮影が始まり、順調に進んでいた。
フジと共にどの写真がいいか選び、残念ながら選ばれなかった写真もフジは良ければ貰いたいです。と言っていた。
「ドレスって意外に疲れるんだね...フジはやっぱりすごいね。こういう衣装って疲れる?」
「ドレスはやっぱり疲れるかな。ドレスが汚れないように食事にも気を使ってたからね!」
「今日のトレーナーさん、本当に素敵だね。
いつもと違う姿だから、ドキドキするなぁ。
トレーナーさんのウェディングドレス姿、綺麗だし素敵なのに、何故かモヤモヤして仕方がないや...」
「モヤモヤ...?」
「撮影再開しまーす!」
スタッフさんの掛け声で休憩が終わり、撮影を再開することになった。
「写りはいいんだけど、光るものが無いねぇ。
何か難しいこと考えてないかい?
明るい笑顔の表情を出してほしいんだけど...」
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