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ゆめのはて

そうやって抱きしめてから時間がかなり流れた。
「トレーナーさん。
私もフランスへ行きたいんだけどいいかい?」
「ええっ!許可は得たの?それにファンの人たちは」
「理事長、たづなさんからは許可は得たし、なんならファンの人からは頑張ってくださーい!フジ様ー!ってね♪」
本当にフジは抜かりない性格だ。
「ダメなんて言わせない。約束しただろう?
一生、私のそばにいてくれるかい?って...」
そうやってフジの顔が近づき、私の唇にフジのキスが落とされた。
「私、ようやく分かったよ。
フジがいる場所が、私の居場所なんだ。って。
ずっとフジの傍にいるよ。」
「トレーナーさん、好きだよ」
「私も、フジのことが好き」
その愛の言葉は2人と空に浮かんでいた星座しか知らない秘め事だった。
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