恋のお知らせ (水戸洋平)
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それからと言うもの、私の脳内はメルヘンの世界一色。
水戸君への募る想いとあの時の笑顔が全身を駆け巡ってる。マカロンとかゼリービーンズみたいに糖度が高くて鮮やかな虹色の景色に包まれてた。
― 次の日
とある一通の手紙が
現実世界と、心のポストに届いて……
あ……! これ、水戸君のバイト先のチラシだ……!
あの時、手が出なかったクッキーも一緒に入ってる。
本当だ。クーポン券がついてる。
やっぱり見落としてた。なんで今まで気付かなかったんだろう。パッとしない紙っぺらも今では希少価値の高いモノに見える。まさか、これも恋の効果?
あれ……?
何気なく裏側を見ると、直筆らしき文章が……
スー、ハー。息を吸って、吐いて。一呼吸置いてドキドキしながら書かれた文字をゆっくりと読んだ。
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カノジョ募集中。
みょうじなまえさん。
良ければ、俺と付き合ってくれねーかな。
どうしようもなく惚れちまったんだ。アンタに。
(交際特典)
・ピンチの時にはもれなくお守りします
・三バカトリオが付いてきます
・誕生日をお祝いします(二人だけで)
・グチも聞きます
問い合わせは、一年七組 水戸洋平までお気軽に。
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水戸君……!?
それは、有益だとかそういう商業的な考え方じゃなく
私の人生までも狂わす通知 (ラブレター) だった ―
この几帳面じゃない、男子の不器用な感じもイイ……!
念願だった、好きな人と一緒に過ごす誕生日。
夢みたい……
バースデーケーキをカレと一緒に食べられるなんて!
「お母さん……! 他に買ってくるモノない!?
いつでも引き受けるから!!」
水戸洋平君と結ばれる予感……
あなたにも届くかも?
そんな、恋のお知らせ ――