喪失〜再愛 編
name change
夢小説設定ここでは名前を自由に入力できるぞ。お前の好きな名前を入れてみてくれ。それにより面白みも増すだろ。
と言っても女性ばかりだが……
ん? 最後だけ男か。奴は、アイツが初めて……
いや、すまん。何でもない。では、よろしく頼む。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
綾……
手紙は読んでくれたのだろうか。
あんな紙切れ一枚に綴っただけで効力があるなど、許してもらおうなどと言った安易な考えは毛頭ない。
だが……俺の気持ちは全て伝えたつもりだ。
別れてから、今日までの数日間。
今までこんなに淋しいと思ったことはなかった。
何をしていても思い浮かぶのはお前の笑顔で……俺の心を捕まえ、立ち止まらせる。
いつでも俺の心の中は、お前で溢れている。
アイツの隣は、妙に居心地が良くて……いつも自然体でいられるような気がした。
そして、安らぎをくれた。
" 紳ちゃん "
まるで幼馴染みのような
とても親しみやすい呼び方で俺を呼ぶ。
二人で決めたこの呼び名は、自分だけのもの。
だが……こう呼んでくれる日は、もう来ない。
ありふれた言葉を投げかけても
もうお前は戻って来ない……
" 牧先輩 "
それどころか
他人行儀な呼び方になってしまっていた。
その上、髪型まで……
ーー‥
っ……当時、俺がどんな思いで身を引いたか、分かってるのか!?
アイツをとびきりの笑顔にするのも、悲しみの底に突き落とすのも
牧……! お前のさじ加減ひとつなんだぞ!!
俺は、俺は……決して飾らない、ありのままの彼女が好きなんだ!!
‥ーー
やはりな……
奴は、藤真はずっと、綾のことを……
ーー‥
バスケを嫌いになってしまいそうだと懺悔していたぜ。
‥ーー
きっと……
俺が別れを告げてしまったせいなのだろう……
アイツのためを思って別れたというのに。
この身を挺してでも守ると、
守り抜くと……
そう誓いを立てれば良かったものを。
くっ……!
あの日……どうして俺は、手放して……!!
ーー‥
" 神奈川No.1の彼女 " なんだから、
もっとしっかりしなくちゃダメだよね。
不安にさせて、ごめんね……
紳ちゃんに嫌われたら、イヤだもん……!
ふふっ、変な紳ちゃん。
‥ーー
心を鷲掴みにして離さない
綾の明るい声、あの無邪気な笑顔。
もし、一つだけ願いが叶うとしたら……
まだ俺のことを好きでいてくれるなら……
俺は、お前と……!!