出逢い〜告白ラッシュ 編
name change
夢小説設定ここでは名前を自由に入力できるぞ。お前の好きな名前を入れてみてくれ。それにより面白みも増すだろ。
と言っても女性ばかりだが……
ん? 最後だけ男か。奴は、アイツが初めて……
いや、すまん。何でもない。では、よろしく頼む。
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「元気だったか、綾。」
「うん、元気だよ!
紳ちゃんも元気そうで良かった!」
立ち尽くしたまま、見つめ合う二人。
「インターハイ予選に向けて、みんな凄く気合いが入ってるね。
さすが王者・海南! キャプテンから見て今年度のチームメイトはいかがですか?」
綾は30cmほど身長差がある彼の目を見ながら腕を伸ばし、まるでインタビューをする記者の様な口調で話す。
「ああ……
常勝の幕を下ろすわけにはいかないぜ。
特に神は努力家で、キレのあるロングシューターだ。清田はお調子者だが、なかなかに根性がある。ここぞという場面で活躍できる選手だと思っている。」
「そうなんだ! さすが紳ちゃん、視野が広いね。ちゃんと一人一人の長所や短所を分かってる。私も、ちょこっとだけバスケしたくなっちゃったなぁ……
レイアップだけだから、いいかな……?」
「今は休憩時間だから別に構わんが……
制服だしな……その、気をつけてな。
よし。俺が補助にまわってやる。」
言葉を濁わせ、少し顔を赤くする牧。
スカートの中身を‥‥彼が何を言わんとしているのか、すぐに察した綾だった。
「あっ、そうだった……
恥ずかしいから……絶対に見ないでね?」
( ……当たり前だ。)
綾は軽くドリブルをしてディフェンスの姿勢を取っている牧を素早く抜き、バスケの基本中の基本であるレイアップシュートを決めた。
「やった~! 入ったぁ!
紳ちゃん、ちゃんと見ててくれた?」
「ああ。もちろんだ。
ナイッシュ、綾。」
両者はパチン! とハイタッチをした。
「やっぱりバスケットって楽しいね! 大好き!」
「フッ、そうだな。
俺も好きだ。お前の喜ぶ顔を見るのもな……」
「えっ……」
彼のストレートな発言に顔が真っ赤になってしまった。
ー そして、しばらくして
「今日は紳ちゃんに会えてすっごく嬉しかったよ。どうもありがとう!
あと……貴重な休み時間を台無しにしちゃってごめんなさい。私、そろそろ帰るね。
午後の練習も頑張って……!」
「そんなことはない。気にするな。
それよりも送っていかなくて大丈夫か? あとでまた連絡するからな……」
綾の頭を優しく撫でる牧。
その表情はとても穏やかで、神奈川No. 1プレイヤーでも主将としてでもなく普段、周囲には決して見せない男の顔をしていた。
「うん……平気だよ。
じゃあまたね、紳ちゃん。
みなさんもお邪魔しました。失礼します!」
「ああ、気をつけてな。」
「春野さん!
差し入れ、ご馳走様でした!」
清田に手を振り、周囲にペコペコとお辞儀をした綾は颯爽と体育館を後にした。
「さあ、午後からの練習も厳しいぞ!
各自ポジションに就くんだ!」
「「 おうっ!!」」
( 綾……俺も嬉しかったぜ。
後輩たちには気をつけないといかんな。
モテる彼女を持つと大変だな…… )