出逢い〜告白ラッシュ 編
name change
夢小説設定ここでは名前を自由に入力できるぞ。お前の好きな名前を入れてみてくれ。それにより面白みも増すだろ。
と言っても女性ばかりだが……
ん? 最後だけ男か。奴は、アイツが初めて……
いや、すまん。何でもない。では、よろしく頼む。
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ーー‥
「清田くんは、お花って好き?」
「え? 花……?
好きでも嫌いでもないっていうか……
今まで考えたこともなかったっす。」
「そっかぁ……
私ね……綺麗なものを、綺麗だねって
言ってくれる人が好き!
趣味でも、価値観が同じ人がいいな。」
「それって……
牧さんが、そうなんですね……?」
「うん……」
‥ーー
( 綾さん。
俺……好きになった人が綾さんで、本当に良かった。
今なら……心からそう思える。)
~ 清田信長・青春の1ページ ~
ー 海南大附属高校・体育館。
「あの……清田信長くん、いますか?」
「あれ、春野じゃないか。
どうしたんだ?
牧に用があるんだろ? ちょっと待ってな。」
「武藤先輩……いいんです。
今日は清田くんに用事があって……」
「清田に? 分かった、待ってろ。」
「おーい、清田! お客さんだぞ!」
「綾さん!」
「!」
牧も彼女の存在に気付いたようだ。
「練習中にごめんね。今、大丈夫?」
「全然大丈夫っす! 俺、汗臭くないすか?」
「ううん、大丈夫だよ。」
綾は牧と一瞬だけ目を合わせた。
( 紳ちゃん…… )
( 綾…… )
「牧さん! ちょっと抜けますね。すぐに戻ります!」
「ああ……」
二人はそのまま何処かへ消えていった。
静まる館内。
部員たちは呆然としている。
すると、牧の傍にいた武藤が口を開く。
「あ~……あいつ、この前デートしたいとか言ってたもんなぁ。結局うまくいったのか?
許してやる牧も牧だぜ。大事な彼女なんだろ?
俺だったらあんないい女、死守するけどな。」
「…………」
ーー‥
勇気を出してくれたんだもん……
私もそれに応えたいの。
私が好きなのは、紳ちゃんだけだよ。
‥ーー
「いいんだ。束縛はしたくないからな……」
「へぇ、寛大だな……」
「さあ、構わず練習を続けるぞ!!」
「「 おう!! 」」
本当は、他の男に触れてほしくない。
自分以外の男の名前を呼んでほしくない。
彼女を独り占めしたい。
そんなドス黒い感情が渦を巻いて押し寄せる。
牧は苦渋の決断をしたのだった。
神も二人が出て行くところをずっと見つめていた。
( 信長……
あとで思いきり励ましてやらなきゃな。)
ーー
二人が行き着いた場所は体育館裏。
向かい合わせになり、綾はゆっくりと口を開く。
「清田くん、まだ聞いてなかったよね。
私のどこを好きになったの……?」
「……綾さんは……
いつも笑顔で、優しくて
初めて会った時から可愛いなって思ってて……
気付いたら、好きになってました。」
「そうなんだ……」
しばらく沈黙が続いた。
ー そして
「清田くん……ごめんなさい!!」
「!!」
「私……清田くんの彼女にはなれない。
彼のことが、だいすき……だから。」
「綾さん……!」
「今まで……気付かなくて、
たくさん傷付けて……本当にごめんね。
好きになってくれて、ありがとう……」
綾は清田の横を通り過ぎていった。
( フラれるって、分かってた。
分かりきってた。
けどよ……
実際に言われると
結構ダメージ……デカいんだな……
しばらく立ち直れそうにねえや……
綾さん……
もし付き合えてたら色んなことしたかったな。
一緒にバスケしたり、海に行ったり
花火や映画を観たり、勉強したり……
ずっと、俺の隣にいてほしかった。
男って、意外とナイーブな生き物なんだぜ。
すぐに忘れることなんて、できねえよ……
俺の青春の1ページを……
いや、1ページどころじゃない。
これから丸ごと1冊分の思い出を、作るんだ!
王者・海南のスーパールーキー・清田信長として!
これからも俺たちのことを応援していてください!
そして……
牧さんと、ずっと仲良くしてくださいね。
お願いしますよ……!! )
ーー‥
綾さ~ん!!
‥ーー
( いつも太陽みたいに明るくて
ノリが良くて、一緒にいると楽しくて……
彼にはいつも元気を貰ってた。
貴方の一番に、なれなくて……
貴方のそばにいてあげられなくて……ごめんなさい。
ずっと応援してるからね。
頑張って、信長くん……!! )