出逢い〜告白ラッシュ 編
name change
夢小説設定ここでは名前を自由に入力できるぞ。お前の好きな名前を入れてみてくれ。それにより面白みも増すだろ。
と言っても女性ばかりだが……
ん? 最後だけ男か。奴は、アイツが初めて……
いや、すまん。何でもない。では、よろしく頼む。
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放課後、とある用事があり街を歩いていると
海南の制服を着た女子たちが路地裏から出て来るところを見かけた。
「「 あっ、牧くん…… 」」
俺の存在に気付いた彼女たちは、なぜかバツが悪そうな顔をしていた。
よく試合の応援に来ているみたいだが、あまり気にしたことがない。
( 何だ……? )
特に何も気に留めず、その路地裏の方へと歩いていった。
すると
綾が、神に抱きかかえられていた……
傍には流川もいたような気がするが、そんなことはどうでもよかった。
ただ、すぐにこの場から離れたかった。
綾は何かを言いたそうにしていた。
しかし、今の俺にそんな余裕はない。
お前は……どんな顔をしていたのだろうか?
きっと……泣いていたのだろう……
どうして俺は、あんなひどいことを……
俺は、お前のこととなると調子が狂う。
知らなかった。自分がこんなにも嫉妬深く、
独占欲の強い男だったとは……
相当惚れ込んでいる証拠だな。
綾から貰った写真、メール、プレゼント……
全て大切に保存している。
そして俺の名を呼ぶ、その声も……
ーー‥
これは、俺たちが付き合って一ヵ月ほど経過した頃のことだ。
「……なぁ、綾。
そろそろ下の名前で呼んでくれないか?
ちなみに敬語も必要ない。」
「え? でも、牧さんは年上ですし……
ど、どうしてもって言うなら……なんて呼んだらいいですか?」
「俺は、普通に「紳一」で構わんが。」
「そんな……む、無理です……!
し、紳一さんは? ダメですか?」
「フッ……相変わらず、真面目だな。
敬語は必要ないと言ったろ。あまり堅苦しいのは御免だな。」
「う~ん。呼び捨てでもなく堅苦しくもなく
気軽に言い合える呼び名かぁ。
牧くん、紳一さん、紳一くん、紳くん……
ふふっ、なかなか難しいね、紳ちゃん。」
「なっ、綾……?」
「!? あ、あれ?
私、今何か自然に出てきて……
ご、ごめんなさい……!」
これには驚いた。突然彼女にフランクに話しかけられた俺は、意図せず顔が真っ赤に……
「いや……それでいいぜ。」
「え……?」
「 " 紳ちゃん "
と、呼んでも構わないと言ったんだ。」
「うん。わかった……
じゃあ、今からそう呼ぶことにするね。
これからもよろしくね、紳ちゃん!」
「ああ……こちらこそ、よろしくな。」
‥ーー
呼び方を一つ変えるだけで、恋人として
より親密度が増したような気がした。
そして、素直で可愛いな……そう思った。
そんなこともあったな、と
今ではとても懐かしく感じる。
綾はまだ高一の割に大人っぽく礼儀正しいが……
しっかりしているようで、どこか抜けている所もあるから放っておけないんだ。
元気で、明るくて、頑固で、泣き虫で
何よりも、あの笑顔が……好きだったのに。
手離さない、信じると誓ったばかりなのに。
彼女を信じてやれないで、
泣かせておいて……
何が彼氏だ。笑わせる。
今すぐ、この手で抱き締めたい。
ずっと……俺のそばで笑っていてほしい。
いつまでも、このままではダメだ……!
気付いた時には家を飛び出していた ー