出逢い〜告白ラッシュ 編
name change
夢小説設定ここでは名前を自由に入力できるぞ。お前の好きな名前を入れてみてくれ。それにより面白みも増すだろ。
と言っても女性ばかりだが……
ん? 最後だけ男か。奴は、アイツが初めて……
いや、すまん。何でもない。では、よろしく頼む。
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ここは海南大附属高校。
練習後、牧は神を体育館裏に呼び出した。
「牧さん……突然何ですか?
俺、残りのシュート練習が……」
「綾は……無事なのか……?」
神の言葉を遮り、牧は問う。
「……無事ですよ。大丈夫です。」
「そうか……」
そう小さく呟くと、彼は背中を向けた。
神は牧が何を言いたそうにしているのか。
それをすぐに理解できた。
薄暗く、どんよりとした雲が渦巻く空模様。神は空を仰ぎながら、まるで独り言かの様に話し出す。
「綾ちゃんの頬っぺたにキスしてあげたら、顔真っ赤にしちゃって可愛いかったな……」
「!?」
「神……貴様、綾に手を出したな!!」
牧は驚愕し、凄まじい形相で神を壁際に叩きつけた。そして胸ぐらを掴み、殴りかかる。
「っ……許さない、って?
そんなこと、言える立場なんですか。
……今のあなたにそんな資格はない!」
「!!」
「あの日……流川から、すべて聞きました。
湘北に三井さんと不良軍団が攻め入ってきて、その時に牧さんから貰った腕時計が壊れてしまったこと。
そして、親衛隊の彼女たちが綾ちゃんを集団でリンチして傷付けていたことも……」
「なっ、何……!?」
「彼女……こう言っていたそうですよ。
牧さんがいつもそばにいてくれるような気がして、とても嬉しかった、って。
その証拠に、俺が駆け付けた時も
大事そうに握り締めてましたから……」
「……!」
「綾ちゃんは、身体にも心にも深い傷を負ってしまった。
その傷を癒してあげられるのは、牧さん……あなただけなんです。
綾ちゃんの心には、牧さんしかいません。
きっと、ずっと、これからも……
一秒でも早く抱き締めてあげてください。」
ーー‥
ナイッシュー!! 牧さん!!
紳ちゃん!
本当は、もっとずっと、一緒にいたいよ。
離れたくないよ……!
4時起きで、張り切っちゃった!
またいつか……会えるよね?
流れ星にお願いしたよ。叶うといいな……
紳ちゃん、大好き……
これからもずっとずっと、応援してるよ!
‥ーー
彼女の声が、涙が、笑顔が、全身を駆け巡る。
失ってから気付く、大切なもの‥‥
「……神……悪かった。」
牧はその一言だけを言い放ち、去っていった。
( これでいいんだ……これで…… )
神は牧から受けた傷口の血を拭いながら、再び空を仰いだ。
すると、一筋の涙が零れ落ちた ー