出逢い〜告白ラッシュ 編
name change
夢小説設定ここでは名前を自由に入力できるぞ。お前の好きな名前を入れてみてくれ。それにより面白みも増すだろ。
と言っても女性ばかりだが……
ん? 最後だけ男か。奴は、アイツが初めて……
いや、すまん。何でもない。では、よろしく頼む。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
綾のクラスは1年10組。
指定された自分の席に腰かけ、辺りを見渡していると
「あ……!」
先ほど校舎付近で出会った高身長の彼が。
が、春の気候がそうさせるのか。当の本人は気持ち良さそうに熟睡していた。
春眠暁を覚えずとは言ったものである。
( えっ、同じ一年生だったんだ!?
でも入学当日から寝伏してるなんて……
肝が据わってるっていうか何というか…… )
そして後ろの席には赤い髪の男子と
隣にはリーゼント頭の " いかにも不良です " といった雰囲気の人物も。
( ちょっとコワイなぁ……
いやいや! 人を見かけだけで判断しちゃダメだよね。
それに、このままじゃ……
自分から積極的に行かなきゃ、楽しい学校生活をエンジョイするんだもん! )
自問自答の末、綾は勇気を振り絞り思い切って話しかけた。
「あっ……あのっ!」
「ん?」
「ぬ?」
「あのっ、わたしっ……春野綾って言います!
よろしくお願いしますっっ!」
お辞儀をしながら、精一杯の気持ちを伝えた。
「えっ? あ、ああ。俺は水戸洋平。
こちらこそよろしくな。
で、こっちの奴は桜木花道。俺のツレだ。」
「ビシッ! 綾さんっっ!
ぼっ、僕はただいまゴショーカイにあずかりました、桜木花道っす!! よろしくっス!!」
「水戸くん……と、桜木……くん?」
「なぁーにが「ボク」だ。らしくもねぇ。慣れない言葉使いやがって。
ほんと、花道は可愛い女子の前ではタジタジだよなぁ。」
「か、かわいい……?」
水戸の言葉に、綾は頬を赤く染める。
「なっ……!? 洋平! 何言ってやがる!
ほっほら、綾さんが困ってるだろーが!」
「ううん、私は別に……
それより二人とも、私とお友だちになってくれるかな……?」
「「!?」」
「……ああ、もちろん。
というか、ダチってのは作るんじゃなく自然にできるモンだと思うぜ。なあ、花道?」
「そうですとも! 綾さん!
この桜木花道が友達以上、いえ、あなたのボディーガードになって差し上げますよ!」
「え……?」
「ボディーガードぉ!?
なんだそりゃ、相変わらずおもしれー奴。
春野さん、コイツの言うことなんて耳傾けなくてもいいぜ。アホだから。」
「なぬ!?」
「えっ……でも、ありがとう! 嬉しい……!
二人ともとってもイイ人だね。
桜木くんがボディーガードかぁ。なんだかすごく頼もしいね。じゃあ、よろしくお願いね!」
綾は満面の笑みを向けた。
「「……!」」
( こりゃー参ったな……惚れんなよ、花道。)
( じーーん……入学して良かった…… )
( ダメだ、こりゃ…… )
「チッ……」
先ほどまで熟睡していた流川だったが、騒いでいた三人のおかげで目が覚めてしまった。
彼女が同じクラスだと知り、気になって見ていれば前後には野郎が二人。
そして喜びに満ちあふれた彼女の表情に心中面白くはなく、無意識に舌打ちを打ってしまう。
( どあほぅが三人…… )
入学後、初めての男友達ができ、また
楽しい高校生活が始まったことに大いに喜びを表すのだった。