出逢い〜告白ラッシュ 編
name change
夢小説設定ここでは名前を自由に入力できるぞ。お前の好きな名前を入れてみてくれ。それにより面白みも増すだろ。
と言っても女性ばかりだが……
ん? 最後だけ男か。奴は、アイツが初めて……
いや、すまん。何でもない。では、よろしく頼む。
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本日は湘北高校 対 陵南高校の練習試合。
桜木のみベンチ入りで、他のスタメンメンバーは真っ赤なユニフォームに袖を通し各自ウォーミングアップをしている。
マネージャー業もだいぶ板についてきた(?)綾。
やるべき事は練習の補助や選手のコンディション管理、そして緊急時の応急処置。そして一番重要なのは、大きな声援を送り続けること。
彩子にはマネージャーのいろはを色々と教えられ、感謝に感謝を重ねる綾だった。
また、ギャラリーには桜木軍団や晴子、流川親衛隊に湘北、陵南の生徒たちの姿が。
綾は相手チームの監督に挨拶をしに向かった。
「田岡先生、初めまして。
湘北のマネージャー、春野と申します。今日は一日よろしくお願いします。」
「ああ、ご丁寧にありがとう。
こちらこそよろしく頼むよ。」
二人は握手を交わした。
( 礼儀の良いお嬢さんだ。あそこにいる赤い髪の男とは比べモンにならんな。)
「綾、そろそろ整列するわよ!」
「あ、はーい! 今行きます!
それでは、これで失礼します。」
監督に一礼し戻っていった。
「監督、今のは?」
「湘北のマネージャーだそうだ。」
「えーー!? あんな可愛いコ、全然知りまへんでしたわ!!
わいのチェックノートに書いとかな!!」
「うるさいぞ、彦一!
それより仙道はまだなのか!」
関西弁を話す饒舌な彼は、一年の相田彦一。
バスケに関わる事項には全てノートにメモっている様だ。
そんな彼をよそに、監督は仙道という選手が未だ現れず苛立っていた。
ー すると
「どうも。遅れてすいません。」
「「「 !! 」」」
ツンツン頭の高身長の男がやって来た。
「こら仙道!! これから試合だというのに、今まで何しとったぁぁ!!」
「寝坊です。」
「ぐっ……!」
そう淡々と言いのける姿に、監督はもはや怒りを通り越して呆れていた。
そう、遅れてきた彼こそが陵南が誇るエース・プレイヤー。仙道彰なのだ。
「にゃろう。ふざけやがって……」
「遅刻できるほど、余裕なのかしら。」
「仙道……負けるわけにはいかん!」
時間にルーズな男に対し、馬鹿にしているのかと湘北側は愚痴をこぼす。
「ヒーローは遅れてやって来る……か。
って、あれ? 桜木くんがいない!」
ズカズカと相手チームのベンチへと向かう桜木。その目的はもちろん、仙道だ。
「くぉらセンドー!! 遅れるとはいい度胸だ!! テメーは必ず俺が倒す!!」
「どうやら威勢だけはいいみたいだな。口じゃなくバスケで勝負してみろ、桜木くん。」
「なにをーー!? 上等だ!!」
対抗心剥き出しの桜木に応える仙道。
「なぁーにやってんだ、花道。」
「桜木君……」
観客席ではオロオロしている晴子と、やれやれー!! と楽しそうに騒ぐ桜木軍団の男たち。
「ケンカはダメだよ、桜木くん……!
ほら、いいから行くよっ!
仙道さんに陵南のみなさんも、すみません。」
桜木の腕を引っ張りながら、申し訳なさそうに謝罪をした。
「はっ、はい……綾さん。」
綾の存在に気がついた仙道は、声をかける。
「君、湘北のマネージャーさん?
可愛いね。名前は何て言うの?」
先日、水戸に告白されて以来綾は男性に対して少し慎重になっていた。
「えっ!? えっと……」
返答に困っていると
「綾、行くぞ。」
流川が綾の言葉を遮り、その場から連れ去っていった。
「!!」
「か、楓くん……?」
「キツネ!! 何しやがる!!」
「へぇ、綾ちゃんか……なるほどね。」
瞬時に状況を理解した仙道。
試合前から一悶着も二悶着もあったが、やっと練習試合が始まったのだった。
( 春野さん、流川…… )
( 流川くん……やっぱり…… )
しかし、水戸と晴子はそれぞれ複雑な心境だった。