出逢い〜告白ラッシュ 編
name change
夢小説設定ここでは名前を自由に入力できるぞ。お前の好きな名前を入れてみてくれ。それにより面白みも増すだろ。
と言っても女性ばかりだが……
ん? 最後だけ男か。奴は、アイツが初めて……
いや、すまん。何でもない。では、よろしく頼む。
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先日、牧との関係を告白した綾。
その情報は学校中に広まってしまい大騒ぎになっていた。
学校の門では「号外~、号外~!」とビラを配る者や放送部員にはインタビューをさせられ、挙げ句の果てには教員からも質問の嵐が。
本音を言えば、彼女は参っていた。
軽率な発言をした自分を反省したのだった。
( はぁ……紳ちゃん、助けて~~。)
教室に入ってもクラスメイトの視線が自身に集中していることが分かり非常に居心地が悪い。そんな中、話しかけてきたのは親友のカナだった。
「おはよー、綾!」
「カナちゃん、おはよう……」
明らかに元気のない彼女を心配するカナ。
「ちょっと、大丈夫!?
私も今朝この記事を見て驚いたけど、綾の言ってた彼氏ってこの人だったのね。
見た目も大人っぽいし、すっごいイケメンじゃん! いいな~♡」
「う、うん。」
顔を真っ赤にしてうなずく。
「何か色々大変みたいだけど、ホントに大丈夫なの? ほら、人の噂も七十五日……だっけ?
そのうちおさまると思うけど。
元気出しなさいよ、綾!」
「ゔぅ……ありがと、カナちゃん。
気を遣わせちゃったみたいでごめんね。」
「ぜーんぜん! 私はあんたの味方だからね。綾を困らせる奴は許さないわよ。
たとえ、牧くんでもね!
今度、彼に会ってみたいんだけど……ダメ?」
「うん、いいよ!
この間、カナちゃんのことを話したら向こうも是非会ってみたいって言ってたから。なんか元気出てきたかも?」
「良かった良かった。楽しみにしてるわ。
というか、やっぱり綾は笑ってた方が絶対可愛いって!」
「え……?」
私が保証する! と言い放つカナ。
友だちっていいな、と実感すると共に、先日のデートで牧に言われたある言葉を思い出していた。
ーー‥
お前の笑顔が好きなんだ……
そして、俺を強くする。
だから、笑っていてくれ。綾……
‥ーー
( 紳ちゃん…… )
「ちょっ、顔が真っ赤じゃん! さては何かあったなー!?」
「えっ……な、何もないよ~!」
「そんな顔して言われても説得力ないっつーの!
……でも良かった。愛されてるんだね、綾。
綾もそうだけど案外、牧くんもライバルが多くて大変な思いをしてるのかもしれないわね……」
からかわれているのかと思えば、急に落ち着いた声のトーンになったカナ。
「そ、そうなのかな……?」
( ありゃりゃ、まさかの自覚ゼロ?
こりゃ前途多難ね……でも、そこが綾のイイところなのかもね? )
そんな女子二人だけの会話だったが、偶然にも小耳に挟んでしまった同じクラスメイトの流川と水戸。心中穏やかではいられなかった。