ルルの決意
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「っきゃあっ!!」
『はい、もう一回~』
数回、互いの手が交わった後、いとも簡単に地面に薙ぎ倒されるルル。
リンが思っていたより、ルルの動きは悪くなかった。
一手毎に動きの早さを上げていくと、ちゃんとそれに着いてくる。
勘もよくなって来た、そう感じたのは手合わせを始めてまだ40分程度の時だった。
『少し休憩する?』
「大丈夫、よ!」
『……ねぇルルちゃんって何か格闘技してたの?』
「格闘技……は、極心を嗜む程度と、ムエタイを少し……あとフェンシング、アーチェリーとダンスも」
『凄い!道理で動きが早いし力もあるっ!』
リンが感心していると、ルルは嬉しそうに微笑んだ。
「姉妹では私だけだったの……よくお父様に止められたわ」
それが今になって、こうして道を助ける糧になっているんですもの
全て運命だったって、思っていいわよね
『さっ、どこからでもどうぞ?』
リンがチョイチョイと手招きをする。
ルルはキッと顔を上げると、リンの懐目掛けて駆けて行った。
「ただいま……と、これは?」
「ああ、色々あって」
クラピカが仕事から帰ると、ソファーにルル、リクライニングチェアにリンがぐったりと死んだように眠っている。
そしてキッチンではラタルが夕飯の準備中。
「先にシャワー?ご飯、もう出来るけど」
「あ、ああ……先に貰おう」
クラピカは着替えを済ませてラタルと二人、テーブルについた。
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