ルルの決意
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「一生の事なのよ!これだけは諦めたくないの!」
「ふざけるな!俺の為にって、別にハンターにならなくとも、今だって側にいるだろうが!」
「未来には!?ラタルの未来予想図に、私は側にいる!?」
瞳一杯に涙を溜めてルルが言った一言に、ラタルは次の言葉を失った。
未来……
俺の未来にあったのは……
――もう傘はいらないね――
「………っ」
振り切るように首を振る。
……もういない
未来にはないんだ、その姿は
諦めろ!
「……止めてくれ……
実践経験も何もないのに……試験で命を落としたら元も子もない。受けるなら次回以降だ」
「嫌よ。今回でなければいけないの」
「何故だ!?本当に死ぬぞ!」
「今しかないのよ!来年なんて、それまで何があるかわからないじゃない!
私はラタルと生きる為なら命を懸ける!私にはそれしかないんだから―――!!」
振り絞った声と共に、堰を切ったように涙が溢れた。
ハァッと大きく息を乱して
声だけでなく、涙だけでなく
魂まで絞るように叫んで
「……ルル……」
「私は……別にラタルを縛るつもりはないの……重荷にもなりたくない……
だから、私がこうする事に責任なんて感じないでいい。ついていけなくなったら置いていけばいい……
その時が、私が本当に諦める時だと思ってる」
「重荷だとは思っていない。ただ……」
「私……ラタルが好きよ。きっと一生好きだから」
好きだから、許してあげたいの
貴方の幸せだけでなく、自分の幸せも願う事を
私はもう、ダリアの背中も貴方の背中も押さない
ラタルの隣にいるのは、私でありたい
一緒に生きていきたいの
願わくば、貴方に愛されながら……
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