ルルの決意
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「さて、説明して貰おうか?」
「言葉の通りよ?」
あの後、滅多にない程に声を張り上げ、パニック状態に陥ったリンとラタル。
ようやく落ち着いて問いただしてみるが、二人の反応に満足したのかルルは優雅に紅茶を啜っている。
「いつ!どこで!」
「もちろん、この家を離れていた間に、祖国の城で」
「馬鹿な!あれからひと月だぞ!」
「だからひと月の間に」
「誰に教わった!?」
「ネテロさん」
「!!??」
……な……
何故に会長が……
そ、そういえばルルの父親とは懇意だったか
「聞いてラタル!私ね、強化系なんですって!
体を縮ませれば縮ませるほど体が頑丈になるのよ!」
「……へぇ」
強化系…性格診断ならドンピシャだな…
って、どうでもいい
『ルルちゃん見た目は特質っぽいけど、中身を知ったらいかにも強化系って感じだもんね!』
……な?
って、どうでもいい
「凝縮させて強くするの。腕とか触ったら大理石みたいよ!」
「……聞きたい事は山ほどだが……まぁいい、何故そんな能力に?」
興味が沸いたように技についての質問をするラタル。
「単純で解りやすいのがいいと言ったら、こんなのはどうだとネテロさんが案をくれたのよ」
「気孔を開いてくれたのも会長か?」
「ええ、そうよ。最初は全く制御できずに気を遣い果たして倒れたの」
「しかし……よくひと月で……」
「会長が裏技で吸収早くできるようにと」
「裏技!?どんな!?」
「それは……会長が絶対に秘密だと……」
「ぐっ……」
だろうけど……知りたい!
しかし相手は会長……
くそぅ……
ラタルは更に追及したいのを抑えて、本題に入った。
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