待ち焦がれ……
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ルルちゃんに会いたいなら、一緒に行こう」
あのシークが真面目な顔をして、そんな事を言うから
タチの悪い嘘なのかという疑いは一瞬にして消えた。
「どういう……意味だ……」
ああ、声が震える
シークは言った
「かも知れない」と
確実じゃない
逸るな、心!
「ここで会えたのも、きっとルルちゃんが引き合わせてくれたんだ。
俺達は噂の真相を確かめに行くところだったんだよ」
「噂…どんな…」
「森だよ。サウィリアーニャの森」
"サウィリアーニャの森"
それがどこにあるのか
その噂をどこで誰に聞いたのか
信憑性はあるのか
シークのそんな話を、定まらない思考で聞き流した。
ルルに会えるかも知れない
もし真実なら
もし真実なら
今度はもう放さない
一緒に死のうと思った
.