それぞれの闘い
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会長からメールで言われた場所に、早速シークと二人で向かう。
「わっくわくする~!やべ、見初められてハンターにスカウトされちゃったらどーしよー!」
「んな訳あるか」
こちらが何を話さなくとも、シークは一人で喋り続けている。
まぁ、相槌を打たなくとも文句は言わないので楽ではある。
ラタルは壊れたラジオなのだと思い込む事に決め、気にしない事にした。
道中、一度クロロから電話があった。
「奴らの事が少しわかった。一応念能力者らしい。自爆テロも起こした事がある。
手段は選ばないようだ。気をつけろ」
無駄話の一切ない、簡潔な内容。
ラタルは一言、「了解」と答えた。
会長に指定されていたのはあるホテルの一室。
到着し部屋へ行くと、そこには既に他のハンター達五人がいた。
そしてその中には……
「あっ!?ゴン、キルア!?」
「……ラタル!?」
なんと思いがけない二人がいた。
会長から依頼されたのだろうか。
「なんで二人がここに!」
「いや…ゲーム作りの資金集め。全財産すっちゃってさ。それよりラタルは?」
「俺は会長から直々に依頼されて。
そうか、二人がいるなんて心強いな」
クロロの言っていた通り、連携の取れた敵だからこそ、会長はこちらも対抗できるように互いの力量を知るメンバーを入れたのか。
「実は会長の許可を貰って連れも呼んだんだ。シークだ」
「あ、どーも!実質ハンターも同然ですが優しさ故にタマゴにとどまる、ラタルの親友のシークです!」
「……ウザい自己紹介だな……」
ラタルに毒吐かれながら、シークは調子良くゴンとキルアと握手を交わす。
「よし、それじゃ始めっか」
自然とキルアがリーダーシップを取り、それに異義を唱える者はない。
他のハンター三人も加え、七人はこれから向かう依頼主の屋敷の見取り図を囲んだ。
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