素敵レオリオのまき(キリリク)
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食事を終え、店を出たと同時にクラピカの携帯が鳴った。
「失礼。ボスからだ」
電話をしに人気のない場所を探して歩いていったクラピカ。
残された三人はロビーへ向かい足を進めた。
『それにしてもメイカとレオリオ、好き同志なの?』
リンが遠慮なく直球で尋ねた。
「……どうなの?」
「な!?」
メイカからも上目遣いで問われる。
「……ん、ま、まぁ……実は……こないだから付き合ってはいる」
『!!!!!え─────!!!嘘っっ!!!じゃあ何!?恋人同士って事!?
何で、何で教えてくんなかったの!?』
リンが騒々しく驚きを爆発させた。
「………え、あ、あたしも今知ったんだけど……付き合ってるなんて……」
ふと目を向けると、メイカが顔を真っ赤にしながらもポカンとしている。
「はぁっ!?だってお前、こないだ……」
「だって付き合おうなんて言ってくれてないじゃない!!」
「ばっ……あんな事するような仲は付き合ってるっつーだろ、普通!?」
『なに!?なんなの??
二人は一体何をしたの!?』
話が読めずにリンが割って入る。
「……じ、実はこないだ、あたしがいつもの如く酔っ払った時に…………………」
先を言うのが億劫なのか、メイカが言葉に詰まる。
『何!?なんなの!?やめて、じらさないで!!』
必死で続きを促すリン。
うつむくメイカの隣りで、腹をくくったレオリオが話し始めた。
「そん時はお互い酔ってたっつーのもあるけど……まぁ、その………き………キスしちまったわけだ」
物凄く辛そうに恥ずかしそうに、やっとの様子で言い切ったレオリオ。
「でもレオリオさんがキスくらいでそんな気にしてくれるなんて思わなかったんだもん!
遊び慣れてる感じだし………大した事じゃなかったと………」
メイカが涙声で言った。
『キス!!きゃ~~!!レオリオとメイカが!!
でも付き合おうって話はしなかったの?』
「いや、いくら俺でも自分の事好きって言ってくれてるヤツには酔ってても冗談でキスなんかしねーよ!気持ちがなけりゃあよ!
だから伝わってると思ってたんだよ。言わなくても」
レオリオからしたんだ!
ひゃあ、なんか照れるな
つまりレオリオもメイカを好きって事か!
『よかったね、メイカ!念願の両想いじゃん!おめでとう~~!!』
リンは心から喜んでメイカを抱き締めた。
メイカはリンの腕の中でボロボロ泣いている。
「うっ、嘘みたい…いつの間にか…レオリオさんの…彼女になってたなんて…」
『よかったね!!よかったね!!』
立ち尽くすレオリオをよそに、抱き合って喜びを分かち合う二人。
「普通ここは俺の胸にくるとこじゃねーか?」
と、そこへ電話を終えたクラピカが戻って来て、泣きながらくっついているリンとメイカを見て一瞬身を引いた。
「??
何があったのだ、一体。」
「…ははは」
『えーん、よかったね~~~!!』
「えーん、ありがとう~~~!!」
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