春がきた(キリリク)
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「ねぇマジでこの人紹介して!!彼女とかいるの!?」
『いーなーいーけーどー……遠距離恋愛だよ?』
「いいよ!ソッコー結婚しちゃえばいいんだしっ!!」
『……本気?』
リンはメイカの迫力に圧倒され、断る理由を探すが見当たらない。
だいたいレオリオは美人が好きだし、メイカを見たらきっと気に入るだろうな。
レオリオが幸せになるなら……
『……いいよ。紹介、したげるよ!』
「本当っ!?ありがとう~~~!!リンちゃん大好きっ!!」
メイカは大喜びで跳ねている。
チラッとクラピカを盗み見ると、クラピカも私を見てて目が合った。
……可愛いでしょ?
私もあんなに美人ならいいのにな~とか思ってるでしょ?
てゆーかぶっちゃけタイプでしょ?
「私にはお前だけだよ」
クラピカが微笑んで優しく囁いた。
『まっ、また読んだ!!このエスパーめっ!!』
「顔に出すぎだ」
おかしそうにクスクス笑うクラピカ。
つい頬が熱くなってしまう。
この人とは何度戦っても勝てやしないんだから…
「さ、そうと決まれば早く電話して!」
『ええ!?今??でもレオリオ、忙しいし…出ないかも…』
「いいから!ゴー!!レオリオ様へゴーだよ!!」
メイカに強引に促され、仕方なくリンがレオリオに電話をする。
クラピカは何も言わずにソファーで遅い昼食をとっている。
それにしても、もしメイカとレオリオが本当に結婚したら、漫画で見たようなダブルデートとかもできちゃうかもなんだ…
それってすっごい夢だったんだよね!
レオリオに彼女できるのはちょっと寂しいけど、ダブルデートはかなり楽しみ!
頑張って協力しちゃお!
……えーっと……そんなこんなで……………………
なんと、今空港にいます!
隣りにはクラピカとメイカ。
そして何故かキルアとゴンも興味本意で様子を見に来てます。
………てゆーか私が電話でしゃべったんだけど。えへ。
あの後、たまたま暇だったらしいレオリオが電話に出て、事情を話したところ、大はしゃぎですぐにこちらに向かうとの事で。
仕事が終わった後、空港にレオリオを迎えに来たのですっ!!!
「つーかあのオッサンのどこが良かったの?」
キルアがいかにも納得いかないという顔でメイカに尋ねた。
「だって素敵じゃない!背も高いし強そうだし、クールな感じで頼りになりそうで包んでくれそうで顔もタイプ…言う事なし!!これって絶対運命かも!!
あのクソ親父に家出されたのも仕方なくノストラードの護衛なんかに入ったのも全部彼と出会う為の必然だったんだわ!!
今度は絶対大丈夫!あたし幸せになる!あ、あなたたちもすっごく素敵な男の子だと思うわよ?でもやっぱ年下ってのはあたしの中ではないかな~包容力が足りないね!
素敵なんだけどね!大人になればそれなりに魅力も出てくるし別に負けたとか思わなくてもいいのよ!!ファイト少年!!
レオリオ様まだかな~~」
……1つの質問に100ほど返して来たメイカ。
キルアはその余りある口の滑りの良さにドン引きしている。
「……面白い人だね」
「……じゃあ笑えよ」
ゴンとキルアは一気に静かになり、メイカから少し距離を置いた。
それに気付いたリンがフォローをしに行く。
『あの…いつもはここまではないんだよ?ちょっとテンション上がってるみたいで…』
「すげー女だな。関わるとダルそうだから引いとくわ」
『でも美人でしょ?ふふふっ』
「お前の方が可愛い。マジで」
「うん。あのこも可愛いけどね」
キルアとゴンが顔を見合わせて頷き合う。
『ぎゃはっ!!バカ!!二人ともバカァ!!』
贔屓目に見たであろう二人の意見を鵜呑みにして、リンは大いに喜び二人の肩を叩いた。
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