遅いバースデー(キリリク)
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ゴンとの電話を切った後、リンはすぐにレオリオに電話をかけた。
「おう、リンか!久しぶりだな~!!」
『レオリオ~!!元気!?すっごく会いたいっ!!勉強頑張ってる?』
「おう!!毎日勉強勉強で頭おかしくなりそうだぜ!!」
『うわぁ……大丈夫?
あ、てゆーか今電話して大丈夫?』
「かまわねーよ。休憩中だ。そうでなくてもリンからの電話なら大歓迎よ!」
『レオリオ…大好き~!』
「おうよ!つーか何だ、用事ねぇのかよ?」
『はっ!!忘れるとこだった!!あのさ、レオリオ。クラピカの欲しい物知らない?20日遅れだけど誕生日のお祝いしてあげたくて』
「へー、あいつ誕生日だったんか。いや、俺は全く知らねーよ!本とかでいいんじゃねーの?」
『やだよ!てかレオリオ適当!!』
「つーかマジでお前が知らねーのに俺が知るわけねーだろ?
あ、いい事思いついた!」
『なになに!?』
「名付けて " プレゼントは私よ " 大作戦!!」
『あははは!!さすがレオリオ!!期待を裏切らないね~!!面白そ~~!!でもイヤ~~!!』
「ああっ!?どっちなんだよ!?やるのかやんねーのか?」
『一応聞くだけ聞いとく~~あはははは!!』
レオリオから作戦を聞いてから電話を終え、その作戦に必要な物を24時間デパートに買いに出掛けようと準備をしている最中、今度は誰かから電話がかかってきた。
『わ。バイブにしといてよかった。誰だろ?こんな夜中に……』
見るとそれは珍しくキルアからだった。
『??
もしもし。キルア~?どうしたの??』
「どーしたのじゃねーよ!お前ゴンには電話しといて何で俺には電話しねーんだよ!」
『えっ………?』
電話を取るなりキルアの突然の怒鳴り声が耳に響き、とっさに携帯を耳から離した。
『え…だって…』
キルアはどうやらゴンの隣りで電話の一部始終を聞いていたらしく、代わってくれとも言われずに自分に電話もかかってこなかった事に腹を立てているらしい。
『な、なんかキルアに聞く内容じゃないかと…』
「どーゆー意味だよ!」
『……怒ってるって事は私の意図もわかってるんでしょ?まぁぶっちゃけキルアに悪いから聞けなかったんだよ。
だってキルア、私が好きじゃん……えへ。』
「!!こいつ、しゃあしゃあと…
だからって敢えて聞かれないのもムカツクんだよ!!」
『ええ?めっちゃワガママ』
キルアらしからぬ子供っぽい台詞。
リンは戸惑いながらも思わず笑いそうになってしまった。
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