誰にもあげない(キリリク)
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リンも噛み締めるようにクラピカの体をきつく抱き締めた。
すっごく好き
誰かに渡すなんて絶対無理だ
言葉でなんか伝えきれない程に愛してる………
「……ヤバイな……眠い………」
『え?あ、そっか。昨日寝てないのに私がまくしたてたから………』
リンは自分の浅はかな行動でクラピカの休む時間を削ってしまった事に責任を感じ、すぐに帰ろうと体を起こした。
「……待ってくれ。
……眠いのに……お前を抱きたい」
『えっ!?』
クラピカから出た信じられない言葉に、思わず聞き返してしまったリン。
「眠いけど、その前にお前を抱きたい。だから家に帰ろう。とりあえず」
そう言うと、リンの上から体を起こして車にエンジンをかけ、家へと向かった。
『え!?え!?あの…抱きたいって……そーゆー意味で!?』
信じられないといった様子で慌てふためくリン。
「どういう意味か知らんが、多分そういう意味だ」
『あのっ……帰ってすぐに!?』
「嫌か?」
『なわけないけど!!嬉しい……けど……』
やだ。何ゆってんのか、私は!!
クラピカってば余裕の表情で笑ってるよ!
………勝てないなぁ
「リン」
『……へぇ』
「可愛いな」
『!!もぉ!!やめてよ、ずるいんだから!!』
「あははっ!赤くなりすぎだ」
運転していても、片手は必ずリンの手を握りしめたままのクラピカ。
クラピカ、ごめんね
無償の愛情をあげられなくて……
クラピカを独り占めしたいって気持ちは変えられないけど、いつも、どんな時でも愛する気持ちは同じだから
───だから、許してね
私のこんな気持ち、丸ごと受け止められるのもクラピカだけだから!
end.
→後書き