レオリオの企み(キリリク)
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みんなで飲み会をした次の日の事。
ちゃんと仕事の休みを取っていたリンとクラピカは三人が泊まっているホテルを訪れた。
『おはよ~うぃ!!』
部屋のドアを開けたレオリオにドーンと飛び付くリン。
「うっ……おま、マジやめろ、ちょっと吐」
『へ?』
レオリオは青い顔で口を押さえながらトイレに駆け込んだ。
そしてどうやら中で吐いている様子。
『ええ!?何、何で!?
どーしたのレオリオ!?』
リンが慌ててトイレの外から声をかける。
「心配するな。ただの二日酔いだ」
クラピカは気にする様子もなく部屋の奥へ進んだ。
『二日酔い!?まだ酔ってんの!?大丈夫!?レオリオ~~!!』
昨日の暴飲の影響など全くないリンは何の事かもわからずに責任を感じて声をかけまくる。
「よ。早いな」
部屋のソファーでは、キルアが横になったままクラピカに挨拶した。
「お前は具合、大丈夫なのか」
「全然余裕。てかリンも何ともなさそうだな」
「ああ。昨夜一人でワインを三本と…レオリオの土産の焼酎を半分…とスピリタスを11杯、飲んでいるのだがな」
改めて数えると凄まじい量であることがわかり、クラピカとキルアは軽くゾッとした。
『ちょっとレオリオ~!』
「げほっ…つーかうるせっつーの!!」
キルアがレオリオの部屋で寝てしまった後、一人別室を取っていたゴンが部屋へやってきた。
「おはよう!あれ?リン何やってんの?トイレ入りたいなら俺の部屋のを使ってきたら?」
『違うよ!私が抱きついたらレオリオが吐いちゃって、まだ酔っぱらってるってクラピカが…』
その時、ようやくレオリオがトイレから出てきた。
「…あ~~、スッキリした………」
『レオリオ!さっきはホントごめんね!!大丈夫!?』
「ああ。全部出したからもう平気だ。具合悪くて死にそうだったんだよ。は~しんどかった」
そのまま顔を洗いに行くレオリオ。
『あは…よ、よかった…』
暫く部屋でゆっくりする五人。
時計は11時を回った。
「出すだけ出したら腹減ったな~。何か食いに行かねえか?」
『いいね!』
「この辺色々店あるしな」
「近くだとどこが美味しいのかな?」
『私がフロントの人に聞いてくる!』
リンはさっそくダッシュで飛んでいった。
部屋の中には男四人が残る。
「しかしリンも最初会った時とは見違える程大人になったよな~。あれ位の年の女の子は成長早ぇな」
「何かオヤジっぽいぜ、その台詞」
「すっごく綺麗になったよね、リン!」
「どーよ、クラピカ!
自分の妻がこんなに褒められると嬉しいか!?」
「直接言ってやってくれ。喜ぶだろうから。
…それよりレオリオ、その顔やめろ。カンに障る」
至近距離まで詰め寄り、これでもかという位ニヤニヤしているレオリオの顔面をクラピカがはたく。
「いってて……しかしな~、あいつは中身がまるで子供だもんな~。喜怒哀楽が激しいっつーか。予想通りに反応するっつーか………
…あ!!」
話しながら突然レオリオが何かを思いついた。
クラピカは嫌な予感。
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