白いプレゼント(キリリク)
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───長い闇だった
明けない夜はないと言うが、私にはこの闇は永遠にも感じられた
悪夢が背中から離れずに
激しい憎悪に支配され
それらを生きる糧にしながら歩いていくしかなかった
それが全てだった
お前に会うまでは───
『クラピカ、ありがとう。クラピカと結婚式できるなんて本当に嬉しい!』
「そうか、よかった。仕立てた甲斐があった」
『んもう死ぬほど幸せだよ』
「死ぬのは絶対許さんがな」
『あはは、例えだよ。
でも私はクラピカの為に生きてクラピカの為に死ぬって決めてるから!』
「私の為を思ってくれるなら私より先に死なない事だ」
『仰せの通りに!それがクラピカの幸せなら、絶対そうするよ』
────長い闇だった
だがその先には、見た事もないほどに眩しくて暖かい日溜まりがあったんだ
永遠にも思えた闇を脱ぎ捨て、代わりに今、彼女と永遠を誓う
こんな世界もあったのだと
こんな気持ちに人はなれるのだと
幸せとは
人生とは
生きるとは
永遠とは────
全ての答えは、君の中にあった
愛してる
この世のどんな約束よりも、私にとってはこの気持ちが
この先も変わる事のない唯一の真実
end.
→後書き