白いプレゼント(キリリク)
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『お出掛け?どこに??』
今日は久々に揃っての休暇。
クラピカの事だから家でのんびりするのかな~と思ったら…
珍しくお出掛けに誘われちゃいました。
「天気もいいしドライブでもしないか。」
『いいね!でも明日から仕事なのにゆっくりしなくて大丈夫?』
「ああ。少し行きたい所があってな。付き合って欲しいのだが。」
『じゃあ行くっ!』
リンはすぐに支度をし、先に車に乗って待っていたクラピカの元へ急いだ。
『お待たせ!行きたいとこってどこ??』
「行けばわかる」
『え、教えてくんないの?』
「着いてのお楽しみだ」
何それ!いいとこなのね!?
リンはわくわくしながら行き先の想像を膨らませた。
ああ、どこだろう?
明日はもう仕事だから旅行って事はないし…
遊園地!…も前の旅行で行ったし
あ、カラオケとか!?
私行った事ないんだよな~!
歌える歌もないけど…
ん~、まずクラピカの行きたい所と言えば図書館?資料館?美術館?博物館?
わっかんないな~!
ヒントくんないかなぁ?
リンは一人でそんな想像をするだけで楽しかった。
車で30分程度、街中にある大きなビルの立体駐車場に車を停め、先に降りたクラピカが、助手席のリンの手を引いて車から降ろしてくれた。
やけにかいがいしいな…
一体何を考えてるんだ?
てかここはどこ??
クラピカはリンを連れて駐車場の連絡通路からビルに入り、エレベーターで一階に下りた。
『ね、ホントどこなの?そろそろ教えてよ』
「ここの一階のテナントに入っている店に用があるんだ」
それだけ言って終わり。
しかしタネ明かしが近い事がわかってリンも大人しく黙る。
ほとんど沈黙のままエレベーターは一階に着き、クラピカは幾つものテナントをスルーして、慣れた様子で歩みを進める。
そしてエレベーターから最奥の店の前で足を止め、一度リンの顔を振り向いてから中へと入っていった。
その店の看板には───
< ルルル・ウエディングプロデュース >
『クラピカ……』
思わず看板に見入って立ち止まったまま固まってしまった。
嘘………
嘘、嘘、嘘!!
クラピカ…
結婚式…してくれるの……?
いつまで経っても店に入って来ないリンを、クラピカが呼びに来た。
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