覚醒の後(12歳、キルア視点のハンター試験中)
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いつの間に来たんだか、ドアの所にゴンとクラピカとレオリオが並んで立っていた。
ゴンが目を丸くしてこちらを見ている。
現状。どう見てもリンが俺を押し倒している。
二人でベッドの上でじゃれ合っているようにしか見えない。
そんな俺達を見てクラピカがどんな顔をしているのかと思えば……
おーおー、立派なポーカーフェイス保ててるぜ
「お、おいお前ら!いくらガキだからってそれはよくねーだろ!
しかも試験中だぞ!節度を持て!!」
案の定レオリオは変な勘違いをしてくれる。
しかもレオリオのくせにまともっぽい事を言ってきやがった。
なんかコイツには言われたくないんだけど。
『聞いてよ!酷いんだよキルア!急に後ろから首にガッてさ、めっちゃ苦しかったんだから!』
ベッドから飛び降り、リンは縋るようにしてレオリオの衿元を掴む。
「いでででで、俺が苦しいっつーの!!」
『やり返してよレオリオ!私の仇取ってよー!』
「ま、まず放せ!話はそれからだ!!」
隣でゴンは苦笑い。
クラピカは……どこ見てんの?
明らかにリンから目を逸らしている。
「……何だよ揃ってさ。何か用?」
ベッドに横になったまま尋ねると、レオリオから「お前の部屋じゃねーだろ!」と突っ込まれた。
『え、私の事心配して来てくれたの!?』
「うん、リンの部屋広いけどテレビもないし、一人で暇してるんじゃないかと思って来てみたんだ。二人も誘ってさ」
『そうだったんだぁ……ありがとう!ゴン、レオリオ、クラピカ!』
三人に笑いかけるが、笑い返してくれたのは二人だけ。
クラピカはとことん感じ悪い。
そしてリンはそれに気付いていない。
『来て来て、みんなゆっくりしてよ!この部屋広いでしょ!?ソファーもあるし、椅子もなんかフカフカで!
あ、みんなもちゃんと寝てないんじゃない?ベッド広いから使ってよ!
一緒に寝よ!あ、5人じゃ無理かな!?』
「大丈夫だよリン、リンがちゃんと休みなよ」
「遠慮すんなよゴン。俺も最初は遠慮したけど無理矢理引きずり込まれたし」
『うんうん、遠慮しないで!…ってキルア、それ人聞き悪い(怒)』
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