彼氏・キルア・24時ー前編ー
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ラタルがいなくなってから
10日が過ぎた
夜、ベットに入って部屋を暗くすると
必ずラタルの事を思い出して堪らなく悲しくなった
泣き疲れて眠るのが当たり前になっていた
そんなある日
「おい、迎えに来たぜ」
『え……なんでしたっけ?』
泣きすぎと寝不足でプックリ腫れた目を擦りながら、インターホンの応対。
相手はキルア。
てか時間は午前5時。
クラピカは不在。
「クラピカの許可は貰ってあるから、さっさと支度して行くぞ」
『え……何……こんな時間に……どこ……?』
「クリスマスの飲み対決でクラピカに勝った時の約束。
忘れたとは言わせねーぜ」
ニッコリ猫耳生やしながら言われても。
寝ぼけ頭にそんな前の事言われても。
思い出すのに数秒を要する。
『……あ………もしかして……デート?』
そういえばキルア、私と一日デート権を賭けたんだっけ。
確か……朝7時から夜12時まで?
『って、この2時間のフライングは何?』
「クラピカがいないなら早くても問題ねーだろ」
『いや……5時はない……5時はないよね……』
用件を聞いて尚更ガックシ。
寝るの遅かったから眠いのに~~~!
と、心の中で叫んだってキルアの笑顔には敵わない。
「早く着替えてこいよ!
今日はお前、俺の彼女だからな!」
仕方なしに部屋に上がろうとしていた足を止め、振り返ったリンが一言。
『こんなお腹の彼女でいいんだ?』
――リン、只今妊娠8ヶ月☆
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