無償の愛
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『あのね私、クラピカと結婚したの!』
───いくら諦めたっつったってさ
そんなとこまで心の準備
できてるわけねーだろ…
その日は朝からゴンに、「無事に退院したリンの顔を見にいこう」と誘われた。
リンの事は俺もすげぇ気になってたし顔も見たいとは思ったけど…
正直言ってクラピカとリンが二人で暮らしてるとこなんか見たくなくて、何とか理由つけて断ろうとした。
そしたら……
「昨日リンから電話あった時、行くって言っちゃったもん」
…っておい!
もう決めてたのかよっ!
廃ビルで団長と対峙した時にゴンは俺の気持ちを知ったはずなのに
流石というか、何というか。
やっぱり何もわかってくれてない…
ギリギリまで本当に迷ったけど、クラピカが仕事でいないってのを聞いて渋々オーケーした。
二人で生活してる部屋とかも見たくなかったけど、目の前でイチャつくとこなんか見せられちゃ、三秒持たずに帰ってしまいそうだ。
クラピカが嫌がってもリンは多分ベタベタするだろうし…(あいつもゴンと同じタイプの無神経…)
…それに…
クラピカといる時のあの格別に嬉しそうな可愛い笑顔が……
……見たくない。
何だかんだ言って俺も子供だ。
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