ラバー&フレンド(リク)
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思い立ったが吉日。
ダリアはリンと話をするべく、彼女の家に向かった。
「えっと、最初に会ったらまず挨拶!
驚いたけど、これからも仲良くして欲しいと…」
街中にも関わらず独り言が止まらない。
緊張しながらも、ちゃんと一連の流れを計画しながら目的地へと進んでいく。
しかし、次の瞬間に目に飛び込んで来た光景が、その全てを吹っ飛ばしてしまった。
「………………え?」
通り道である中心街のスクランブル交差点。
その横断歩道を、仲良さげに腕を組んで歩く二人―――――
「ラタルく……リンちゃん……!?」
なんで!?
な……なんで!??
あ、親子だから……
でも普通、腕なんか組む!?
ラタルくんはそんな事する人じゃない
…………えええ!??
訳がわからず戸惑うダリアは、そのまま不本意ながらも後をつけた。
どどどどうしよう!?
でも、声かけられない!
あああ……とにかく、とにかく―――!!
アタフタしながらも数十メートル後方を電柱や建物に隠れながらコソコソ尾行する。
情けなさで泣きそうになりながらも後に引けず。
そして街を通り過ぎ、田舎道に入っていく。
人通りも殆どなくなり、バレやしないかと緊張が増していく。
と、その時。
前の二人が立ち止まった。
「!?」
ダリアは慌てて木陰に隠れる。
そして、そっと様子を伺ってみると………
夕日を浴びて緋色に染まった二人が
キス、している。
「なっ………」
思わず声を漏らしてしまい、ハッと口を塞ぐが後の祭り。
「……誰だ?」
「…………!!」
当然のように、バレた。
いやあああっっ!!
どうしよう!尾行してたなんて知られたら嫌われるっ(泣)
……て、それどころじゃない!
今、今…親子であるはずのラタルくんとリンちゃんが……
き、キス………
「どうして……?」
お、親子じゃなかったの?
まさか、ラタルくんがリンちゃんと浮気してたとか!?
二人でいるところを見られても大丈夫なように親子だと嘘を…?
え……………
えええええっっっ!??
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