ラバー&フレンド(リク)
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その日からダリアは家に塞ぎ込んでしまった。
元々思い詰め易い性格で、一度後ろ向きになってしまえばどこまでもネガティブに堕ちていく。
「リンちゃんがラタルくんのお母さん……
私に隠してたって事は、やっぱり私がラタルくんに相応しいかどうか調べてたのかな……」
仲良く過ごしたこの数カ月の思い出が褪せていく。
あんなに素敵なコ、友達になれて本当に嬉しかったのに…
ダリアは余りのショックにラタルからの電話すら取れずにいた。
そして自室のベットで布団にくるまり、悶々と悩みふけっていた。
何かと忙しいであろうラタルからは珍しいほどに何度も電話やメールが来ている。
"母親の事、悪かった。とにかく連絡をくれ。"
要点だけの内容。
しかしダリアの実家が営む本屋にも何度も来ているらしい。
「ちょっとダリア!またあのラタルくんてコ、来てくれたわよ~」
母が部屋の扉をノックしながら声をかける。
「そう……」
「会ってあげなさいよ、毎日来てるのに可哀相でしょ」
「うん、わかってる……」
わかってる……
やっぱりこのままじゃいけない。
だいたいラタルくんのお母さんなら、私がどれだけラタルくんを大切に想っているか伝えなきゃ
でも、どうしたら……
いや、考えちゃダメ!
だって私、ラタルくんと……
一生、そばにいたいんだもん!!
ダリアは何とか前向きに思い直し、布団からガバッと飛び出した。
リンちゃんと、しっかり話をしてみよう!!
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