ラバー&フレンド(リク)
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「リンちゃんが……ラタルくんのお母さん……?」
唐突だったが、順を追って話すような状況ではなかった。
ダリアに同い年と偽って近づいた愚かな"あの人"の本性を、前置きもなく正直に明かしてやった。
「何言ってるの?
お母さんがラタルくんと一コしか歳が変わらないなんて、あるわけないじゃない」
なんの笑えない冗談だといった顔をして、ダリアはキョトンと不思議そうに首をかしげる。
どうやら同い年だと信じきっているらしい。
ある意味、感心する
三十路すぎたおばさ…いや、14の息子がいるのに、15と言って通るのだから
「……あれは嘘だ。本当は31」
「……………」
ケゲン。
めちゃめちゃ怪訝!
そんなに俺が信用できないのかっ!?
「そんなはず…ないじゃない。
リンちゃんはどう見ても若いし、とても31には……」
「ありがとう、直接本人に言ってやってくれ」
「う、嘘よ!!リンちゃんがラタルくんのお母さんなんてあるわけない!
何の為にそんな、同い年なんて嘘を…」
――――ハッ!!
ま…まさか……
品定め……?
勝手に有力説に辿り着き、顔面蒼白になるダリア。
「俺がそんな馬鹿らしい嘘をつくわけないだろう」
ラタルが呆れながらそう言うと、ダリアは思い詰めたように拳を震わせ、ラタルに背を向けて走り出した。
「あっ…おい、ダリア!」
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