ヨークシン
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「冷たいなぁ…キスまでした仲なのに◆」
『ばっ…余計な事は言わないっ!早く教えて!』
思いだしたくもない事をほじくり返され、怒り心頭のリンを見て、奇術師はクスクスと笑う。
「君、今クラピカと一緒にいるんだろ?彼からは何も聞いてないのかい?」
『!?…なんでそんな事、知ってるの!?』
「僕と彼は試験以来、ずっと連絡を取り合っているんだ◆それも聞いてないんだ◆」
『!?』
え、何それ!!
意味がわからない!!
連絡を取り合ってたってのは多分、ヨークシンの件で、蜘蛛か緋の眼が関わってるからなんだろうけど……
それを私に秘密にしていた意味がわからない!!
リンは戸惑いの色を隠せない。
なんで…?
クラピカに電話して確かめたい…
あ、でも今仕事中…
てか携帯なくしたんだった……
てゆーか私、
そんなにクラピカに信用されてない…?
「…それじゃあ僕はこの辺で失礼するよ◆また会おう◆」
呆然自失のリンを前に、意外にもヒソカはあっさりと帰っていった。
リンはぼーっとしながら行き先を足に任せ、また市場の方へ戻っていった。
それからすぐに奇跡的にゴンたちと再会でき、落とした携帯を返してもらってクラピカに電話を掛けた。
しかし、忙しいのか応答はなく、それから何時間経っても繋がる事はなかった。
──クラピカ……
やっと傍にいられるようになったんだもん。
何も望まないと決めたんだもん!
やっぱり聞かない方がいいんだ!
もやもやする心に、なんとかそう言い聞かせるリン。
その頃、クラピカは
大勢のマフィアをたった一人で全員殺した、旅団の一人、ウボォーギンを今まさに捕らえた瞬間だった。
~続く~