ヨークシン
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ちょっと珍しい食べ物市に目を奪われている間に、はぐれてしまったリン。
三人を探し、ウロウロと一人さ迷っていた。
『みんなどこ!?てか携帯失くしたし!クラピカとはどうやって連絡取ればいいわけ!?』
実は結構深刻な状況。
知らない町で、こんな人混みで、連絡手段もなく一人ぼっち。
このまま歩いて回るよりも、じっとしてた方が見付けてもらえるかも…?
リンは立ち止まり、通路の邪魔にならないよう隅っこにしゃがんだ。
沢山の流れてゆく人混みをぼーっと見送る。
クラピカ、今頃何してるかな………
…と、次の瞬間
リンはあるものを目にして、勢いよく立ち上がった。
驚愕の余り、後退ってしまうほどの、"あるもの"。いや、"ある人物"。
望まぬ再会……
それは―――――
『な、なんで、あいつがここに………』
リンの目に飛込んできたのは───
それは最悪な、二度と会いたくなかった、
ヒソカの姿だった。
ヒソカは市場に並んでいるモノには興味を示す様子もなく、素通りしていく。
そして、市場の外れの方へと向かっていった。
げ─…
もう、嫌だな、あいつ…
なんでいんのよ~…
テンション、ガタ落ちのリン。
そういえば色々あって忘れていた。
クラピカが言ってた。
もともとヨークシンに来たのは、ヒソカが謎のヒントをくれてたからだ!!
でも最終試験でヒソカからそれを聞いたっていう話からこっち、その話題は一切出なかった。
(よーし、ヒソカを捕まえて、ヨークシンで一体何があるのか聞きだしてやるっ!!)
リンはこっそりヒソカの後をつける事にした。
ヒソカはどんどん人気のない所へ入り込んでいく。
尾行をしながら、リンは大事な事に気付いた。
(うう…そういや絶、使うの忘れてた…。こりゃ罠かな…)
リンは観念したように隠れるのをやめ、道の真ん中へ出てヒソカを呼び止めた。
『ちょっと待って!ヒソカ!』
ヒソカはニヤリとした笑みを浮かべ、振り向いた。
「…やぁ◆やっぱり君か◆」
うぐっ…
この顔、この声、この態度…
やっぱムカつく~!!
リンは引き返したい衝動を何とか抑え、早々と本題へ入った。
『あのさ、あんたに訊きたい事があるんだ。今回このヨークシンで一体何があるの?あ、半径3m以上近寄らないでね』
リンはオーラを足に集中させ、いつでも逃げられるように準備した。
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