まさか!
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結局、ゴン対リンの試合は、リンの参った宣言により、ゴンの勝利で終わった。
「何でわざと負けたの?」
『え?わざとっていうか…ゴンの体が心配だったし、それにあの頭突きくらってたら、完璧に私が負けてたよ!』
キルアは納得のいかない表情をしていたが、リンはキルアの肩をポンと叩いて、満面の笑顔を見せた。
『いつも心配してくれてありがと、キルたん』
「は!?別に!」
第二試合目は、ヒソカ対クラピカの闘い。
『クラピカ!!頑張って!!絶対買ってね!!』
リンは祈るように両手を胸の前で組み、クラピカを励ました。そして
『今までありがとう!クラピカ、絶対勝ってハンターになってね!信じてるよ!』
大切なものを愛おしむように、クラピカの両手をそっと包み込んだ。
──温かい、とても温かい手だった。
クラピカはリンの視線を受け止めるのも精一杯で、リンが笑顔を見せる度に、どこか後ろめたそうに顔を背けた。
……私はリンに近付いてはいけない
試験が終われば、リンと会う事もどうせなくなる
そして第二試合目、ヒソカ対クラピカの試合が始まる。
そこで、皆が予想もしない事件が起きる。
~続く~