まさか!
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『ぅいったぁぁぁい!!!!!』
世界中に聞こえそうな大悲鳴を上げて、リンはゴンの上から転がり落ちた。
そして今度はゴンがリンの上に馬乗りになり、形勢逆転となる。
「あっ……!!」
思わずキルアが声を漏らした。
『いたぁい!!ちょっ……レディーの体に簡単にまたがるなぁ!!』
「対決の時は関係ないよ!行くぞ!!」
ゴンはリンの上にまたがったまま上体を反らし、勢いをつけてもう一度頭突きをくらわそうとした。
『!!!!!!!!!』
ゴンの石頭がすごい勢いで降ってくる。
『いっ……いやぁぁぁ~~~っっ!!』
ほぼ無意識だった。
リンは、オーラを掌に集中させ、思いっきりゴンの頬にビンタを食らわした。
ゴンはすごい力で吹っ飛ばされ、壁に激突してしまった。
『………あ……』
ハッと我に返るリン。
し、し、しまったぁ~!!
ゴンは気を失っていた。
『わ"~~ん!!ごめん!!ごめんね、ゴン!!』
半泣きでゴンに駆け寄り、平謝りするリン。
「いや、聞こえてねーだろ」
レオリオのツッコミも無理はない。ゴンは完璧にのびている。
しかし、ガードの者や試験官は一切、手を出そうとしない。
『会長!!すぐにゴンを手当てしてあげて下さい!』
「ならぬ。そやつはまだ参ったとは言っておらん。勝負はついていないからな」
『参った!!参りました!!だから早く連れてって!!』
躊躇なく負けを宣言するリン。
これには流石の会長もちょっとビックリ顔だ。
大丈夫かな、ゴン!
頭打ってないかな!?
適当にゴンを煽ってからやられてやるつもりが思わぬ結果になり、リンは本気で慌てていた。
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