ヒソカ
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『さて、と。』
「どうかしたかい?」
『逃げていいかな?』
リンはヒソカに真っ直ぐ向き合い、ヒソカの瞳を捉えて言った。
「くっくっく…やっぱり君は面白いな◆駄目だと言ったらどうするんだい?」
『どうせ私がいなくても、あんたならプレート集められるでしょ?他に仲間もいるんだし。だから逃がしてよ』
「それは約束が違うなぁ◆」
『何で私と組んでもいいって思ったの?あんたにとっては実力は知れたもんだと言ったじゃない』
「面白そうだから◆」
『芸人でもないんだし、別に面白い事できないよ?』
「くっくっく◆可愛いなぁ」
『でしょ?だから逃がしてよ』
ヒソカはすっかりリンが気に入っていた。
「手放すのはもったいない◆」
『でも闘う気はないんでしょ?』
「ん~そうだな◆それじゃあ君が僕にキスしてくれたら逃がしてあげる☆
ってのはどう?」
ヒソカが生めかしい目でリンの事を見つめながら、舌舐めずりをした。
『!!!!!!!』
ぞわぁぁぁ~~~~!!!
『絶対にいやだぁぁぁ~~~!!!!!』
リンはその場を猛ダッシュ以上のダッシュでダダダ~~っと走り去った。
「なんだ◇行っちゃった◆冗談だったのに、寂しいなぁ…くっくっく◆」
リンは鳥肌で体中がブツブツだった。
大分走った。
不必要な程走った。
久しぶりの全力疾走に、ちょっと疲れた。
『くそぅ…ヒソカの変態野郎めっ…』
リンは色んな汗が混ざって、体がビショビショだ。
ん?
少し先の方に誰かいる…
しかも何人も………
!!
なんか同じようなカッコした三人組と………
キルアだ!!
ところが、一体どういう状況なのか
キルアは相手から難なくプレートを奪ったかと思うと、それを思いっきり遠くへ投げ飛ばしてしまったのだ。
『!!!』
何やって………!
そしてもう一枚、
持っていたプレートを、
大きく振りかぶって………
『ぎゃあああ!!ちょっとやめてぇぇ~~~~!!!』
リンは慌てて走り寄って、背後からキルアを押し倒した。
「いって~な!!何すんだよ、リン!!」
『ちょちょちょっと……!
そのプレート、いらないんなら私にちょーだいっ!』
「ああっ!?」
よかったぁ!超ついてるよ!!
キルアには会えるし、プレートは手に入るし!
『それにしてもあと一枚のプレート、勿体ないなぁ……』
「仕方ねえだろ!お前に会うとは思ってもなかったんだから!」
キルアは眉間に皺を深く刻んで、リンに言った。
……そりゃそうだけどさ
それがあれば六点分たまったのに……
そしたら、クラピカに会う事もできたのに……
「たまったから、大丈夫だよ」って言って、一緒に居られたのに……
「とにかく後一点必要なんだろ?手伝ってやるから早く行こうぜ」
『キルア……愛してるっ』
ぎゅっ!!
「ばっ…やめろっつの!!」
キルアは頬を赤くしながらリンを振り払う。
クスクスとリンは笑う。
よし、後一点!!
集めて早くクラピカの元へ
帰りたい……
~続く~