ベールの向こうー後編ー
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『…あれっ?私…』
「この神殿に入るなり二人して倒れたんですよ!びっくりしました!大丈夫ですか!?」
グレスは青い顔でホッと溜め息を吐いた。
『私達が?じゃあ、あれは…夢?』
リンが確かめるようにクラピカの顔を見ると、クラピカは口の端を上げて頷いた。
───夢じゃない
彼女は伝えてくれたのだ
ジュエリスト最後の女神であるリンに、一族の真実を
「彼らがお前だけを遺して逝ってしまったのも、今となっては頷けるな」
『へ?』
全ては運命だったという事。
これが百代の約束を終えたジュエリストの末路。
しかし、ふとそこで疑問が湧いた。
「呪いを終えたのなら、ラタルは何故宝石を持っている?」
───その答えはきっと、永遠にわからないでしょう
その子にあげた宝石は、私が最後にジュエリストにあげたプレゼント
約束を果たしてくれたお礼に、世界で一番綺麗な海の色を閉じ込めたの
これで全ては終わったけど、きっとまた会えるわね
最後にいい事、教えてあげるわ
"永遠"は本当に存在するよ
愛する人を信じれば、きっとね…
~続く~