愛しい名前
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「男の子だったんだ!よかったね!」
ジュエリストの事情など何も知らされていないゴンが、ただ男の子なら楽しいだろうとの思いからそう言った。
『うん!てゆーか顔見たんだけどクラピカにすっごく似ててね、もうびっくりだよ!!』
リンはバックから4Dエコーの写真を取り出してゴンとキルアに見せた。
「うわっ!なんだこれ!ホントにリンのお腹の子供!?」
「すごい!どうやって?」
『ふふ、今の時代にはすごいものがあるのだよ君たち!体ばっか鍛えてたってダメだぞ!』
自慢げに二人を指差すリン。
「名前とか決めたの?」
「いや、まだだ。(色々あって考えてもいなかった…)」
『みんなで考えよう!』
「よし、いい名前考えてやるよ!」
一同が張り切る中、クラピカがやんわり止めに入る。
「で、できれば初めての子供は私が名前をつけてやりたいのだが…」
「じゃあ参考だけ!」
それならいいでしょ?と、無邪気なゴンの笑顔。(クラピカは割とこれに弱い)
「つーか名前のセンスとかクラピカどうなわけ?」
ピクッ……
キルアの一言に、クラピカの眉が上下した。
「…私がおかしな名前をつけるとでも思うか?」
クラピカは冷ややかな目でキルアを見遣る。
「さぁ?なーんかド真面目で固い名前になりそうじゃね?」
ひゅる~~~~…………
椅子に座り、出されたお菓子を頬張るキルアと、腕組してそれを見下ろすクラピカ。
二人の間に、どこからか冷たい風が吹き抜けたような気がした。
『わ…なんだろね、この雰囲気は…』
「なんて名前がいいかな~(キラキラ)」
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