結婚式ー後編ー
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幸せに満ちた結婚式が終わり、広場に並んだテーブルに、西洋レストランの店員が料理を運んできた。
酒も一通り揃えられ、祝杯の準備は万端
乾杯の音頭はレオリオに頼んでいた。
「ゴホン!…本日はお日柄も良く、二人の結婚式にはピッタリの快晴で…」
…意外にも挨拶は下手だった。
「いいから早く乾杯しろよ。腹減って死にそーなんだけど」
キルアが横から口を出す。
「んな!!可愛くねーガキだな相変わらず!!ちっ!!
…んじゃ、こ難しい話はやめにして…
クラピカ、リン、今日は本当におめでとう!とにかくここにいるみんながお前らの幸せを心から願ってる。
絶対どんな試練がやってきても、二人なら乗り越えられると信じてるぜ!幸せになれよ!
二人の前途を祝して…乾杯!!」
レオリオの声を合図に、一同は同時にグラスを掲げた。
「「「乾杯────!!」」」
自然豊かな景色を一望できる涼しい丘の上で、二人を祝うパーティーが始まった。
「げー!うっそ~!!このケーキ本当にリンちゃんが作ったの!?」
『うん!せっかく皆が来てくれるから頑張っちゃった。得意なんだ、こういうの』
メイカは、同じ女としてだいぶ遅れを取っていると嘆きを漏らしながら、その手作りケーキのクオリティーに感動している。
「うまそ~!!食っていい!?」
「お前甘いもんばっか食ってないで野菜も食え!」
レオリオがキルアの顔を掴んでマリネを押し込もうとする。
「いらね~!!」
「レオリオさん!やめなさいっ!!」
「ねぇリン!赤ちゃんはいつ産まれるの?」
まだペッタンコのリンのお腹を見ながらゴンが尋ねた。
『来年の5月が予定日だよ!今はまだ豆粒』
「5月?じゃあ俺の誕生日に産まれるかも知れないね!」
『え!!ゴンの誕生日5月だったの!?お祝いしてないっ!!ごめん!!』
「いいよ、そんなの!!それよりリンの赤ちゃんが俺と同じ日に産まれたら嬉しいな!」
『そうだね!ゴンみたいな子になってくれたら一番嬉しい!!』
お世辞ではなく、心からの本音だ。
「しかし妊娠中じゃ、せっかく土産に持って来た焼酎も用無しだな。あ、おいアンタは飲めねぇのか?」
レオリオは隣りにいたグレスに話しかけた。
「あまり飲む機会はありませんが、酒の味は好きですよ」
「おお!そんじゃあせっかくだしコレ、開けてみっか!」
喜んで焼酎の和紙を開くレオリオ。
キルアは呆れたように横目で見ている。
「また焼酎かよ…そんなまっずいの、よく飲めるよな」
『あう、焼酎…飲みたかった…』
リンが指をくわえて残念がっている。
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