結婚式ー前編ー
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正直、来ている皆にとってもこれがメイン。(特にレオリオ、メイカあたりは囃し立てる気満々で待っている)
肝心なところだ。
クラピカは覚悟を決めてリンに顔を近付けた。
何と言われても、こんな人前で長々とキスを見せ付けるのは無理だ
軽く……
唇が少し触れた時、リンは抱きついてクラピカの首を掴まえた。
「!?…っんーっ!!!」
クラピカはとっさに抵抗するが、リンは力を込めて放さなかった。
まさにリンの打ち合わせ通りのブチュ~~なキス。
「だはははは!!さすがリン!!やれやれぃ!!」
「きゃああ~~!!いいぞいいぞ~~!!」
レオリオとメイカは大喜び。
他の皆も笑っている。
長いこと口付けた後、リンがようやく唇を離すと、クラピカは顔を真っ赤にして涙目で息を切らせていた。
『えへへへへ~~!!やっちゃった!!』
リンが満面の笑顔でクラピカに飛びついた。
「はっ…お前っ…てやつは…っ」
『あははっ!!だぁいすきっ!!』
皆は盛大な拍手を二人に贈った。
「おめでとうクラピカ!!リン!!」
「よかったな、リン!幸せにしてもらえよ!クラピカ、しっかりな!」
「お幸せにね、二人とも!」
「本当におめでとうございます!」
「もうすっごい嬉しい~~!!私達も後を追うからねっ!!」
「ま、言わなくても幸せになるだろうけど。頑張れよ!」
口々に祝福の言葉を貰いながら、二人は大きなチャペルの鐘を一緒に鳴らした。
「…まったく…帰ったら覚えておけ」
『やはっ!聞こえなぁい!!』
チャペルの鐘の音は広い草原を越えて、どこまでもどこまでも遠く美しく響き渡っていた。
~続く~