生きる意味
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飛行船に乗ってから大分時間が経ったが、リンは一人、眠れずにいた。
クラピカとレオリオは、廊下で見かけた時に二人並んで座ったまま眠っていた。
キルアとゴンは飛行船を見回って来ると言ったきり帰ってこない。
(はー…、一人でいると尚更テンションガタ落ち)
昨日一日を振り返り、リンはぼぅっと飛行船から真っ暗な外を眺めていた。
と、そこに通りかかったのは……
「ん?何じゃ、お前さんは休まんのかい?」
――――!!!
会長!!
リンは突然の事に驚き、座っていた椅子から慌てて素早く立ち上がった。
「こんなまだ若い女の子が試験を受けに来るとはの。どうじゃ?試験は辛いかね?」
『あっ、ハイ!あのっ……いえ、仲間……仲間がいるから何とか……大丈夫でした…』
焦りも出てドモってしまう。
落ち着け……
まず……ホラ、ちゃんと言わなきゃ
『あのっ、私……会長に伝えたい事があってここまで来ました!私の師匠の事で……』
「師匠?」
『あの、私の師匠で、えっと、名前は………あれっ?名前………』
何だっけ?
師匠………
嘘……
私……
師匠の名前知らない!!!
有り得ない!!!
どれだけ記憶を辿っても、私は「師匠」という呼び方以外で呼んだ事がない。
誰かが師匠を名前で呼んだのを聞いた覚えがない。
『あの……………』
えーーーー!!
どうしよう!!!
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