デジャヴの取引き
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
リンはシャルの不可解な言葉に戸惑った。
『ど、どういう事…?誤解って…?』
「別に殺そうと思って入ったわけじゃないよ。ただ君がどんな女の子なのか知りたくてさ」
『はぁ??』
ますます訳がわからない。
一体どういう事だ??
『何それ?意味がさっぱりわからない。結局何しに来たわけ?
あ、クロロ?クロロに言われて来たの?』
「そう!そのクロロ!
俺たちの団長の事なんだ。いや、言われて来たんじゃないよ?俺が君に近付いてるのは団長知らないし」
リンは首を傾げ、怪訝な表情で考え込む。
ホントわけわからん…
だから何しに来たっての?
クロロに言われて来たんじゃないけどクロロの事で…?
『シャル…もうハッキリゆってよ。何なの?あの大男の仇討ちに来たんじゃないの?』
「大男?ああ、ウボォーの事か。鎖野郎…クラピカが殺したんだろ?今回はそれとは別」
『え!?違うよ!!ウボォーって人はクラピカじゃなくて私が殺したの!!この私がっ!!』
ここぞとばかりに否定し、訂正するリン。
「リンがウボォーを?あはは、有り得ないよ。実力が違いすぎる。
リンは強化系だろ?同じ強化系のウボォーに敵うはずないよ」
『あ、ひど!!でもホントだもん!!クラピカが鎖で捕まえてる所を私がやっつけたんだ!!』
必死で当時の状況を説明するが、シャルは適当にしか聞いていない。
「まぁ、彼を庇いたいのはわかるけどね。
それより今回は君に用があったんだよ」
『だから何!?焦らされるのは好きじゃないんだけどな!』
イライラを募らせ、声を荒げる#NAME1##。
ああもぉ!!
クラピカの事を殺しに来たんじゃないならいいけどさ!!
じゃあ他に何があるっての!?
今更クロロがどうとか知らないよっ!!
「ヒソカに情報を売ってもらったんだけど、団長は君の事好きなんだってね」
…………………
まぁた、そんないらぬ名前を出してきて……
"ヒソカ"
聞くだけで嫌悪感で身震いするよ
『…それで?もうクロロとは全然会ってないし今は知らない』
「それが俺も会ってないんだよね。てか会ってくれないし…旅団を解散するとか言い出して」
『!?』
旅団を解散────!?
クロロが!?
『なんで!?クロロがそうするって言ったの!?理由は!?』
「理由…聞いたらびっくりするよ」
『だから焦らすなっての!!』
思わずシャルの胸ぐらを掴んで問い詰める。
「好きな女ができたからって」
『………は………』
"好きな女ができたから"
"もうお前達の団長には戻れない"
"殺しも盗みもやらない"
"そういうの、嫌いなんだ"
"…あいつが "
『クロロが……私の為に盗賊をやめたって事?』
リンの頭の中にクロロの優しい笑顔が浮かぶ。
一緒にいた時間が蘇る。
クロロ………
私の為に大切な居場所を捨てたの?
私はクロロを選ばなかったのに……
・