正体は…
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シャルと仕事をするようになって一ヶ月が経った
彼は思っていたよりかなり優秀で、特に情報網が半端じゃなかった
アンテナを刺さなくても実力は護衛団の中でも軍を抜いていて
その愛らしくて優しい面持ちから、皆に信用されて仲良くやっていた
シャルが皆と話をしながら笑い合っている姿を見ると、私は何故だかホッとした
なんだ…意外とまともなのかな~なんて(失礼だけど)
だけどそんな中、シャルの私を見る瞳だけが
時々氷のように冷たいって事
私はちゃんと知っている
クラピカの仕事は、とりあえず他の者に代行してもらえる位に落ち着き、またリンと共に行動する機会が多くなった。
シャルを入れた時のような適当な面接で他二人程増えたが、リンの勘は外れた事がない。
皆実力者で使える者ばかり。
それだけはクラピカも重宝していた。
シャルもだいぶ仕事を覚え、仲間ともうまくやっているようなので、リンはそろそろ自分の傍から離す事を決めた。
すると……
「俺はリンと一緒がいいな。今までも何かあればリンとペア組んでたわけだし。
他はみんな決まってるし」
休憩室でたまたま一緒になった時に、リンが「そろそろ別行動を」と伝えると、意外にもシャルの口からそんな言葉が返ってきた。
『ええ!?そんなワガママ言わないでよ。私は元々クラピカと組んでたんだから!他の人と組みなよ!』
戸惑いながらもしっかり断るリン。
しかし
「それ、リンの方がワガママだろ。聞けばクラピカとリンは恋人同士だっていうし、公私混同してるんじゃない?」
うっ…否めないけど…
ここで認めるわけにはいかない!!
『そっ…そんな事ないもん!嫌な事言わないでよ!!ちゃんとそれくらい、わきまえてます!!』
赤い顔をしながらシャルを睨み上げるリン。
そんなリンを無視し、シャルはソファーに腰掛けて本を読んでいたクラピカに声をかける。
「クラピカ、いいよね?俺が仲間に入っても」
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