呼ぶ声の元へ
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「…おい、アンタこいつに何したんだよ」
怒りに満ちたキルアの低い声。
殺意に溢れた猟奇的な目でクロロを睨みつける。
「お前がリンをこんな風にしたのか」
ゴンも青筋を立ててオーラを激しく高めている。
「だったら何だ?」
クロロは少しの動揺もなく、二人の顔を眺めている。
一触即発の張り詰めた空気。
しかしリンはそんな三人の様子など全く見えていなかった。
先ほど会話に出てきた名前……
もう一度口にしてみる。
『クラピカ…』
何かがそこから思い出せそうなのに……
"クラピカ"
胸の中で何度も呼んでみる。
そして、睨みあっていた三人がリンの異変に気付き、視線を向けた。
「リン…お前…」
「大丈夫…?」
リンは二人に言われ、自分の頬を伝う涙に気がついた。
『あ…?あれ、ごめん…何泣いてんだ私……』
一瞬だけ気遣いの微笑みを作ってはみたが、また堪えきれずに泣き顔に戻る。
『キルア…ゴン…
"クラピカ"…って……だれ……?』
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