守りたい
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いきなり自分の名前を大音量で呼ばれて、驚いたクラピカは、勢いよく振り返った。
『クラピカ!クラピカァ!!』
その声の主は……
「リン?」
最高に驚いたクラピカの顔。
長く感じた数十メートルの差を、やっとの思いで埋めたリンが、クラピカに思いきり抱きついた。
『クラピカ!!会いたかった……会いたかったぁ!!』
「なっ何故お前がここに……ハンター試験を受けにきたのか?何故……」
『死んだ師匠の仕事を代わりに私がしようと思って!それに……クラピカが受けるって言ってたから、どうしてもまた会いたくて!!』
リンの瞳に光る涙。
額に滲む汗。
頬を赤らませ、必死の顔。
「……そうか……」
クラピカの胸に、よくわからない温かい感情が湧いてくる。
何だかこの少女が可愛く思えた。
『よかった……会えてホントによかった……』
「なんだぁ?この娘は!お前、復讐とか言ってちゃっかり女はいたのかよ!?」
クラピカの隣りにいた黒髪長身のサングラスの男が、ニヤニヤとしゃしゃり出てきた。
『あ、クラピカの友達?私、クラピカに以前助けてもらったリンっていうの。よろしく』
ペコリと頭を下げるリン。
「やぁやぁ、俺はレオリオってんだ!よろしくな、お嬢ちゃん!何だよクラピカ、美人ではねぇがなかなか可愛い娘じゃねぇか」
『あはは!よく師匠にも言われた!お前は美人じゃないけど笑顔はいいからそれを武器にしろって』
「おー!最強の武器だぜ!!」
二人が楽しそうに笑いあってる様を見て、何だかクラピカはくすぐったい気持ちになった。
「下らない話はいいからとにかく行くぞ!遅れてしまう」
『え!下らないとは何!?私の萌えポイントの紹介が下らないて!ちょっ…待ちなよー!クラピカ!!』
「なんだオメー照れてんのか?このこのっ」
「(離れよう…)」
クラピカは少しご立腹。
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