裏切りの逢瀬
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「くくく…◇相変わらず君は面白いな…◇」
「ふっ、本当にな」
はぁ~!?
何よ、何で笑うのよ!?
こいつらやっぱ意味わかんないっ!!
リンは納得のいかない顔で二人を睨む。
『ね、聞いてる!?』
「俺たちにそんな正論を正面から言ってくる奴はなかなかいない。たいがい言い終わる前に死ぬからな」
機嫌良さげに口角を上げるクロロ。
『何それ!脅してんの!?』
「ん?何故そうなる?」
リンとクロロは視線を突き合わせ、長い事見つめあった。
ぐっ…先に目をそらしたくないのに…
クロロが目をそらしてくんない~!!
ギリギリと唇を噛みながら、何かに耐えて睨みを効かせるリン。
「お前の言う事なら聞いてやらなくもないが」
『交換条件は一切受け付けません!!』
何を言われるか予想してしまい、リンは大声で先に断った。
「しかしこっちも仲間をやられてる。何の条件も無しに放っておくわけにはいかないな」
『だから仲間は私が殺したって言ってんのっ!!クラピカを殺すつもりなら私を殺ればいいでしょーに!』
「奴はパクノダを殺した」
『……えっ!?』
パクノダって…あの女の人!?
秘密にしないで皆にクラピカの事をしゃべったんだ!
「鎖野郎を殺すなと言うなら、交換条件くらい飲んだらどうなんだ」
何を言っても次の言葉が返ってくる。しかも上から目線。
リンは初めてクロロに心から嫌悪感を持った。
『…あんた、自分は一切悪くないって言うの?クラピカの家族を殺したんでしょ?ならあんたが報復を受けて当然じゃん。
条件がどうとか言う立場?もうこれ以上クラピカを苦しめないで!でなければ私が相手になるから!』
―――言っちゃった!!
とうとう宣戦布告しちゃった…!
もう後には引けない!
ん~~~…っ…、どっからでもかかってきやがれ!!
内心ドギマギしながら、リンは腰を低くして戦闘体勢を構えた。
「以前も言ったと思うが、俺はお前を殺さない。殺せないんだ」
『は!?なんでっ』
「お前をどうしても手に入れたい」
!!!!
リンはドキーッと心臓を跳ねさせ、思わず後ろに飛び退いた。
な、何を言い出すの!!
うわっ、どうしよ…
言葉返せないっ……
何て言えばいいの!?
クロロとヒソカの見つめる中、そのままリンの動きが固まった。
「…顔が赤いぞ」
『!?…っ嘘つかないでよ!!』
確かに顔が熱い。
いやぁ~!!クラピカ以外の人に…かなり不覚…
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